東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2025年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2026年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2026年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2026年度の目標 >> 常磐病院

2025年 活動報告 公益財団ときわ会常磐病院

2025年、常磐病院泌尿器科は、地域基幹病院としての役割を担いながら、高度専門医療の充実と人材育成の両立に取り組んだ一年でした。前立腺癌、腎癌、膀胱癌などの悪性腫瘍に対しては、手術療法、薬物療法、放射線療法を適切に組み合わせた集学的治療を実践しました。加えて、尿路結石をはじめとする良性疾患や、透析患者に対するブラッドアクセス関連治療など、多岐にわたる疾患の診療にも幅広く取り組み、地域医療を支える総合的な泌尿器科診療を実践することができました。

前立腺癌診療においては、患者さんの病期や全身状態、QOLを重視した治療戦略を心がけ、去勢抵抗性前立腺癌に対する治療選択肢の拡充を図りました。2025年には核医学治療であるゾーフィーゴを新たに導入し、従来の治療では対応が困難であった症例に対しても、症状緩和と予後改善の両立を目指した治療が可能となりました。さらに、前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的とした治療への展開を見据え、2026年の早い段階でフルビクト治療の開始を計画しており、核医学診療を軸とした前立腺癌治療体制のさらなる高度化を進めています。

診療体制においては、2025年4月に渡辺俊医師が帰局され、新たに竹井元希医師が当院に着任されました。その結果、若手専門医は根本侑樹医師のみとなりましたが、同医師には指導的立場として日常診療および若手医師の教育に主体的に関与していただいており、診療体制の維持と質の確保の両面で大変助けられています。

また日々の診療においては、高木教授、近藤教授、飯塚准教授をはじめとする東京女子医科大学泌尿器科医局の多くの先生方に、多大なるご支援を賜っています。症例相談や診療応援、専門的助言など、あらゆる場面で支えていただいており、感謝の言葉に尽きません。東京女子医科大学泌尿器科なくしては、現在の常磐病院泌尿器科診療は成り立たないと強く感じています。

なお、2026年4月より、常磐病院において初期臨床研修を行っていた安次冨悟理医師が、東京女子医科大学泌尿器科医局に入局することとなりました。今後の専門研修とさらなる成長を期待するとともに、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

新村浩明


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