東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2025年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2026年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2026年度の目標6.業績目録7.あとがき

1. はじめに

巻頭言

腎泌尿器癌研究会の巻頭言を書く季節は、毎回冬の寒さが最も厳しい時期ですが、改めて昨年の文章を見返しますと、「大雪で新幹線が遅れた」などの記載があり、全く同じ現象が現在(2026年1月末)も起きております。私自身、久しぶりにお伊勢参りに行っておりましたが、予定通り帰京できるか心配しておりました。

心配といえば、病院経営に対する懸念は深刻です。増税や物価高に連動していない診療報酬体系により、病院幹部ならびに病院経営に携わっておられる会員の皆様は、大変なご苦労をされていることと思います。令和8年度には前向きな改訂がなされると報道されておりますが、政権運営が不安定な中、それらが実現されるかは不透明な状況です。

そのような中、急性期病院で多くのロボット支援手術(年間200件以上)を行っている施設において、ロボット手術加算が決定されたことは、高度先進医療を推進する我々の施設にとって朗報であります。医療の現状を世論に訴える重要性を、改めて認識した次第です。

さて、東京女子医科大学泌尿器科は、皆様のご支援のおかげで、我が国の腎泌尿器医療を牽引し続けております。臨床面では、約400件のロボット支援手術、約300例の腎癌手術、そして腎移植115例を実施し、国内1位を維持しているものと思われます。「女子医大は国内有数の臨床病院である」という伝統を、泌尿器科においても諸先輩方からしっかりと引き継いでおります。

研究面では、昨年も59編の英語論文を発表いたしました。入局したての若手医師が積極的に学会での症例報告を英語論文として発表する姿は、今後の女子医大泌尿器科のさらなる発展を大いに期待させるものです。移植分野、腫瘍分野ともに、競争的資金の獲得のみならず、多くの臨床検体を用いた企業との共同研究(詳細は申し上げられませんが)が進行中であり、academic institutionとしての社会的責務を果たすべく努力しております。

2026年度には4名の新入局員を迎える予定です。我々の日々の活動が評価されている結果であると自負しております。これもひとえに会員の皆様のご支援のおかげです。今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2026年1月26日
高木敏男

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