東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2023年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2024年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2024年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2024年度の目標 >> 済生会川口総合病院

済生会川口総合病院活動報告

2023年は済生会川口に着任して8年目でした。3月まで坂本鉄志先生、加藤慎也先生、稲川徹先生と4人で活動、4月から加藤、稲川先生の交代で永久知佳先生、近藤花栄先生にきていただきました。また非常勤の外来で、火曜、木曜に大学から、他に石川哲生先生、橋本雪司先生、角山邦子先生に手伝っていただいております。

2023年はコロナも明け診療も順調にできました。若い先生二人が交代しましたが、永久先生、近藤先生お二人とも外来は初めてでしたが、吸収力や患者対応能力はとてもよく、スムースに診療を引き継いでいただきました。

2019年は8月にダビンチXを導入後、順調に術式および症例数を増やし2021年までに前立腺全摘、膀胱全摘、腎部分切除、腎盂形成術を、2022年に回腸導管、代用膀胱のICUD、腎尿管全摘を導入しました。2023年はロボット手術の総数も113件から136件と20.3%の増加でした。全ての術式で坂本先生にも術者になっていただき教育にもなっていますし、手術としてもスムースにできていると思います。これまでのご指導いただいた大学の先生方には感謝申し上げます。また院内では外科の胃がん、直腸癌に対するロボット手術も件数が増加しており、年間200件になれば2台目の購入も検討される予定です。

また2023年のトピックは6月より川口市でPSA検診が開始されたことです。川口市の医師会はまとまりがよく、内科の先生方も積極的に支援いただいております。泌尿器科医が少なくまずは5年おきの検診としています。

川口市は60万の人口がおり、西の端に当院、東の端に川口医療センターがあり、この2施設が泌尿器科で手術ができる病院です。また周辺には非常勤やお一人で泌尿器科を開設している病院や泌尿器科のクリニックが増えております。川口駅前にも2023年に1件、また2024年4月には橋本雪司先生がご開業されます。安定している方はお任せし、手術症例をご紹介頂く連携を強化していきたいと考えています。

2024年は医師の働き方改革も始まります。ブラックは働き方にならないように、回ってきたいただく先生方にはいい研修となるように心がけてまいります。本年も宜しくお願い致します。


2023年目標振り返り

  1. ロボット手術の縦2件の縦列の開始、および2割増加⇒縦2列は術者の疲労や手術の質の低下を危惧し未達、2割増加は113件から136件20.3%増。一部達成!
  2. 論文作成:当院の強みであるBiojet生検、ダブルステンティングの内容でできれば2報⇒大学の皆様の共著はお陰様で多数いれていただきましたが、当院のオリジナルを作成できていません。未達。
  3. 川口市民健診へのPSAの安全な導入⇒2023年6月より開始、順調に前立腺生検数も増えています。達成!!!
  4. Biojet/Hifuを利用した前立腺癌局所治療の試験的導入⇒新世代のHIFUの機器の購入の承認を2023年にいただきました。2024年3月に前立腺癌局所治療1例目予定です。達成とします!!!
  5. 以上、達成2.5件、未達1.5件でした。

2024年目標

  1. ロボット手術の縦2件の縦列の開始、および2割増加
  2. 論文作成:当院の強みであるBiojet生検、ダブルステンティングの内容でできれば2報
  3. 川口市民PSA健診の普及
  4. Biojet/Hifuを利用した前立腺癌局所治療の安全な導入

橋本恭伸


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