2023年5月8日から新型コロナウイルスは5類感染症に分類されたことで、約3年間に及ぶコロナ禍が終わりを告げ、ようやく以前のような日常が少しずつもどってきました。病院のある歌舞伎町では、それよりも少し前からすでに活気が戻っており、夏以降は観光で訪れる外国人の数も急速に増え、以前の騒々しい歌舞伎町がもどってきました。
それと同時に、病院周辺では若い女性が集まるようになり、それを目当てに男性が集まるという状況になり、ネット記事やYouTubeなどでも情報が拡散され、病院のイメージの悪化、また、病院の女性職員が見知らぬ男性から声をかけられることが増加(これは以前からあったんですが増加)し、新宿区や警察にお願いして、ようやく最近は女性の数も減って病院周囲の環境は改善されています。変な意味で大久保病院が目立った一年でした。
さて、病院の実績は、生体腎移植は9例で、一般泌尿器科部門としては前立腺生検、TUR-BTを中心として例年通りという感じでしょうか。病院は、ようやくロボットの購入を検討し始めたようで、病院の改修計画と合わせて購入を考えているようです。また、昨年7月から東京都の施策として大久保病院で女性医療センターが立ち上がりました。泌尿器科としては、10月から沢田先生、11月から巴先生に協力していただき女性泌尿器科外来が始まりました。
インフルエンザ、新型コロナウイルスの流行真っ盛りですが、今年は皆さんとお会いする機会が増えるのではないかと、楽しみにしております。今年度もよろしくお願いいたします。
東京都立病院機構
東京都立大久保病院泌尿器科・移植外科 白川浩希
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