東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2021年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2022年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2022年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2022年度の目標 >> 済生会栗橋病院

済生会栗橋病院2021年度活動報告

2021年度の済生会栗橋病院は小林、石山、狩野、渡邊の4名のメンバーで開始し、春の人事異動で現在小林、橘、渡邊、瀬川の4名体制で活動しております。

昨年の活動報告でもお知らせしたように、病院の老朽化のため2022年6月を開院予定として埼玉県加須市に304床の新病院を現在建設中であり、2022年1月現在外装工事は概ね終了し着々と建設が進捗しています。新病院は東武伊勢崎線加須駅から約800m南の位置に、免震構造、地上6階の病院として建設されます。現在の栗橋病院より直線距離で10.4km、JR鴻巣駅からは約11.4kmの立地の場所になります。

現在新病院の目玉として、心臓血管外科の新設、ハイブリット手術室、ロボット支援下システムの導入(da Vinci)、3次救急の開設などを予定しております。

昨年1年もCOVID-19感染症に振り回された1年でありました。医療過疎地での中核病院であり、感染症指定病院であるため(中等症~軽症がメイン)、昨年、埼玉県の病床拡大の要望に応じて病院裏の駐車場に70床のCOVID専用の病棟(プレハブ)を建設しCOVID患者様に対応しております。第5波の流行時には当院でもECMOによる治療を導入し、現在まで3症例に治療を行いました。オミクロン株による患者さんの急速な増大のおける第6波に突入しておりまだまだ予断の許さない状況です。新病院開院までには落ち着いてもらいたいところです。

現在当院の臨床部門では、昨年1年の外来体制は前年と変わりなく、手術日の月曜日を除き2診体制で行い、1日の外来患者数は80人前後となっております。

手術に関しては、1か月の手術件数は16~20例前後で、昨年の手術+検査件数は654例でした(前立腺生検は除く)。昨年COVIDの影響か、一時手術症例はやはり減っており、COVID-19に振り回された1年でありました。

手術の症例の内訳はTUR-BT46例、r‐TUL+f‐TUL72例と最も多く例年通りでありました。LRP(ラパロ前立腺全摘術)10例、その他の内視鏡手術(鏡視下腎摘術、鏡視下腎尿管全摘術)も例年通りでした。前立腺生検も137例と前年とほぼ同数でした。

埼玉県は人口当たりの医師数が最も少ない県であり、特に利根医療圏は泌尿器科過疎地であり、加須に移転しても当院の役割、重要性は益々大きくなると考えております。

いつも当院の外来診療、手術のお手伝いに来て頂いている諸先生方には大変感謝しております。今後ともご支援お願い申し上げます。


2022年度の目標

  1. 診療実績(手術症例数)を昨年よりアップさせること。昨年度もCOVID-19のため達成できず。
  2. 学会報告、論文作成を行う 論文は一編投稿中、1編作成中。
  3. スタッフの各自の自己研鑚をすすめる。腹腔鏡下認定(1名審査中)、ロボットトレーニングとcertification取得する。
  4. 鏡視下手術を更に増加させる。新病院でのロボット手術を軌道にのせるなど

小林 裕


[ 前のページへ戻る ] [ ページトップへ戻る ]

Copyright (C) The Society of Urological Disease at TWMU All Rights Reserved.