東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2021年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2022年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2022年度の目標6.業績目録7.あとがき

1. はじめに

巻頭挨拶

腎泌尿器癌研究会におきましては、初めての挨拶となります。私、2021年5月より東京女子医科大学泌尿器科教授を拝命いたしました高木敏男と申します。合わせて、腎泌尿器癌研究会会長もご指名いただいております。東間紘先生が教授をされていた東京女子医科大学泌尿器科に、2001年に入局し、皆様にご指導いただきながら、現在に至っております。今後も、皆様のご指導を仰ぎながら、医局を発展させるべく努力してまいります。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

昨年度は、泌尿器科医局も、コロナに振り回された1年でありました。コロナ患者が増えると、医局員からコロナ病棟への医師派遣、さらには集中治療室がコロナ患者の影響で入室困難になると、重症の手術ができないなど、多くの制約を余儀なくされました。これは、どこの医療施設でも同様な状況であると思いますが、そのような中で、多くの若手医師が通常診療とは異なるコロナ診療に協力して頂き、大変頼もしく感じております。手術についても昨年度はやや減少いたしましたが、コロナが落ち着いた9月以降は急激に増えており、コロナ前の水準を超える状況となっております(2022年1月現在)。しばらくはコロナに振り回される状況が続くとは思いますが、泌尿器科診療についてはしっかりと質を保ちながら発展させていきたいと考えております。本年度は、泌尿器科腫瘍手術のほとんどでロボット支援手術が保険適応となる見込みです。幸い、女子医大関連施設の8割以上でロボット支援手術導入しております。この状況は、他の泌尿器科医局では考えられない環境であり、女子医大泌尿器科研修医プログラムの大きな魅力であります。このような環境を作っていただいております、各施設の皆さまに感謝申し上げるとともに、技術的にも精神的にも成熟した泌尿器科医師教育に少しでも貢献していきたいと考えております。

研究につきましては、昨年度も多くの研究成果を発表できております。論文数におきましては、全国の泌尿器科の中でもトップクラスとなっております。また、公的研究費におきましても、若手医師の活躍で徐々に増えてきております。このような研究成果は、腎泌尿器癌研究会からの資金援助があってこそのものであります。ご寄付いただいている先生方、会を支えて頂いております皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

昨年度はコロナの影響もあり、腎泌尿器癌研究会を開催することはできませんでした。本年は、協賛企業に協力いただきながら、現地開催ないしweb開催を予定しております。会員の皆さまの協力の元、腎泌尿器癌研究会並びに東京女子医科大学泌尿器科を盛り上げてまいります。ご指導、ご協力のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

2022年3月14日
高木敏男


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