東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2021年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2022年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2022年度の目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2022年度の目標 >> 前立腺腫瘍センター

2021年 前立腺腫瘍センター活動報告

高木敏男教授新体制となり1年が経過しようとしています。本年も前立腺部門は飯塚が担当いたしました。

コロナ禍の収まらない中、波がありつつも泌尿器科全体での手術件数はなんとか維持していましたが、院内診断の率が高い前立腺癌に関しては、やはり新規診断数、手術件数ともに減少傾向が顕著でした。

臨床面では、引き続きレチウス腔温存前立腺全摘手術を積極的に進め、泌尿器内視鏡学会のシンポジウムで成績を発表しました。また、移植後前立腺癌の患者にも複数施行し小針先生が論文化しています。しかしながら前立腺全摘全体の年間症例数は62例と近年になく低調なまま終了しました。放射線治療件数は小線源 1例、外照射(IMRT) 44例でした。設備の老朽化に伴い組織内照射は今後施行ができなくなります。

学術面では、小針先生が意欲的に動き始めてくれています。また永久先生はじめ若い世代の意欲が高く非常に期待しています。

本年度は、近年二人三脚で下部尿路疾患をやってきた羽田先生が12月から千葉西総合病院の部長として出向することになりました。余人を持って代え難い人事ではありますが、当部門にとって大きな戦力低下であるだけでなく、色々な想いや業務を抱えながら耐えていた10年前の振出しに戻った感が強く飯塚個人のモチベーションもまた大きく低下することとなりました。しかしながら小針先生、蓑田亮先生はじめ臨床面、学術面ともに意欲的な後進の成長に励まされ刺激されている毎日です。

新年度以降も引き続きご指導のほど宜しくお願い申し上げます。


1: Yuki Kobari, Junpei Iizuka*, Keisuke Hata, Shinya Kato, Ryo Minoda, Kazuhiko Yoshida, Hideki Ishida, Yoji Nagashima, Kazunari Tanabe, Toshio Takagi : Effectiveness of Retzius-sparing Robot-assisted Radical Prostatectomy in a Renal Transplant Recipient: A Case Report., Transplantation Proceedings. in press

飯塚淳平


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