東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2020年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2021年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2021年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2021年度の目標 >> 関越病院

関越病院 2020年度活動報告

泌尿器科学教室年報での活動報告はゆうに10年ぶりになります。埼玉県鶴ヶ島市、東武東上線の川越からさらに奥、229床の地域の病院です。かつて泌尿器科医局からの外科研修先として在籍された先生もいらっしゃるかもしれません。同敷地内に新病院を建設し長く不自由な工事中でしたが2019年10月に新病院がフルオープンとなりました。

泌尿器科は中村 倫之助、松田の2名の常勤医体制で、埼玉医大の矢内原医師に週1回の外来を担当していただいています。当院では透析部門を泌尿器科が診療しており、日常は透析診療の比重がどうしても高くなり、泌尿器科診療は旧態を何とか維持している状況です。泌尿器科外来は平均38名/日、入院は泌尿器・透析合わせて10~15名で推移しています。

新病院のオープンに伴い、透析センターも67床から96床に増床となり、現在、維持透析患者250名となりました、また1駅はなれたところにサ高住併設の透析クリニックがあり、こちらは89名の維持透析患者を擁しています。透析センター長として2019年8月から中川 芳彦医師(女子医大腎臓外科)が統括、またクリニックには2018年1月から腎臓外科の村上 徹所長を迎え、透析部門は女子医大腎センターチームで力を合わせて運営しています。年間の新規導入患者は2020年は23名とほぼ例年通りでしたが、高齢のかたが多いのは全国的な傾向と同様です。病状と同時に介護面までのきめ細かい調整が必要で院内の多くの部署と協同しながらの作業です。維持透析とは別に少数ではありますが院内の急性血液浄化にも対応しています。

自院だけでなく地域の透析施設からのアクセストラブルもひろく受けて入れており、年1回ペースで「埼玉西部地区VA連携懇話会」を開催し連携を図っています。また日本透析アクセス医学会の研修認定施設としてPTAやシャントの短期研修生も受け入れています。

診療とは別になりますが当院では前期研修医を各学年4名定員でうけいれており、松田が2019年から研修管理責任者を担当することになりました。まっさらの彼らと向き合う手探りの日々です。

コロナ禍に翻弄されつづけ不穏な空気のなかですが、いまできることを継続していきたいと思います。今後ともどうかよろしくお願いいたします。


2021年度の目標

  1. 学会リモート参加を利用して泌尿器科診療のブラッシュアップ
  2. 事故のない透析室運営、年末維持透析患者10名/年増員

松田 香


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