東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2020年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2021年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2021年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2021年度の目標 >> 八千代医療センター

活動報告

コロナ禍2度目の緊急事態宣言下でのご報告となります。昨年、この報告を書いている頃には、こんな事態になるとは思っていませんでした。「ソーシャルディスタンス」、「3密」、「5つの小」などのキャチフレーズやNew Normalといわれるライフスタイルの出現などお気楽な話もある一方で、医療現場では発熱患者対応に終われながら、マスクや防護服の不足に始まり、クラスター発生(当院は幸い大丈夫でしたが)など混乱を極めました。当院ではコロナ対応をしながら、通常診療を縮小させない方針で診療を継続していますが、春には、多くの内科系医師が退職する予定で、厳しい状況になりそうです。

昨年は2月に花島先生がはなしまクリニックを当院のすぐそばで開業され、退職されました。開業してすぐにコロナ流行が始まり、最初は色々と大変だったようですが、どうにか軌道に乗っているようです。というわけで、1〜3月は乾、橋本、島田、坂本の4名で頑張りました。例年、この時期は手術がかなり立て込む時期で、多くの手術が予定されていましたが、みんなが素晴らしいパフォーマンスを発揮してどうにか乗り切ることができました。3月末で橋本先生は大学院、島田先生は至誠会第二病院に異動されました。二人とものびのび仕事をしていることと思います。

4月からは小野原先生、宮坂先生がきてくれて、慣れない中をスロットル全開で仕事に加わってくれました。そして米国から4年ぶりの帰国となる平井先生です。コロナ禍の米国から無事帰国された平井先生は、4月1日からの出勤予定で一緒に仕事ができることを心待ちにしておりましたが、直前に法人より2週間の自宅待機のお達しで出勤できず。さらにいよいよ来週から出勤かというタイミングで再び法人から待機延長のお達しがあり、結局、我々の戦線に加わってくれたのはGW前でした。平井先生分の外来予約患者の振り分けや手術予定のやりくりなど、まあまあ辛かったですが、本人も力を持て余しさぞや悔しかったと思います。戦線復帰後の平井先生の追撃は素晴らしく、RARPも症例を重ね、さらに、ラパロ手術、移植手術の指導など大活躍してくれています。そういうわけで、昨年は新型コロナ対応にエネルギーをとられながらもどうにか例年以上診療実績を残すことができました。

今年の抱負は、腎移植40例以上、ロボット支援手術80例以上、移植認定医、腹腔鏡技術認定医育成、臨床研究の充実など昨年以上の実績を残すことです。しかし、冒頭に述べた通り、病院の体制がかなり厳しくなると思われ、泌尿器科診療もかなり大きな影響を受ける可能性がありそうです。事態を注視していく必要があります。とは言いながら、粛々とやっていきますが。

今年も八千代医療センターをよろしくお願いいたします。

八千代医療センター
乾 政志


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