東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2020年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2021年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2021年度の目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2021年度の目標 >> スタッフ2021年度目標

外来医長を終えて

2020年4月より外来医長を務めてまいりました。COVID-19の流行に伴い、その対策・対応に追われる1年でした。診察室内にてCOVID-19接触疑いは数件ありましたが、幸いにも外来腎センター内でCOVID-19感染はおらず、ひとえに感染予防を徹底して頂いた外来担当医先生・外来看護師さん・外来事務さんの献身あってのことと思います。感謝申し上げます。

今年度は林先生・濱崎先生・海老沼先生に外来班を担って頂きました。嬉しいことに2人の先生が産休を利用され、お子さんを授かられました。班員数の減少やCOVID-19対応などにて多忙な中、外来業務を回すことができたのは病棟医先生方の多大なるご助力があってのことだと、心から感謝しております。
特に、処置に、外来診療に、後期研修医の教育にと、挙げればキリがないくらい多彩な仕事を捌いて外来診療を円滑に進めて頂いた林先生には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

外来体制の変更点として、(1)再診予約外の稼働(H4ブース)、(2)開業された室宮先生の外来開始、があります。

  1. 再診医はもともとの予約患者に加え、予約外および院内コンサルト、他院からの医療連携など抱える仕事が多岐にわたり、負担が大きくなっておりました。問診票の廃止に伴い、再診予約外患者(体調不良など)をH4ブースで診察することで、負担を軽減できるよう変更しました。
  2. 室宮先生が大学外来を担って頂いたことで、前立腺肥大症をはじめとする排尿・蓄尿障害やPSA高値など、大学でフォローする必要性が少ない患者さんを紹介するルートができました。Win-Winの関係が築ければと考えております。

今後COVID-19感染の状況次第ではありますが、健診受診率の低下による手術症例数の減少はある程度続くものと考えております。地域医療連携会では、病院のメルマガを利用して、医師会や開業医の方々に当科の特徴や手術待機期間などをアピールすることが可能です。現に消化器外科では急性胆嚢炎チームを立ち上げ、メルマガを利用することで紹介患者が増えた事例もあります。当科でも新規患者獲得に向けて、今後積極的に検討したいと思います。

最後に外来医長として至らぬ点も多々あったと思いますが、支えて下さった皆様に重ねて感謝申し上げます。ありがとうございました。

羽田圭祐


2021年度 外来医長

新年度より外来医長を拝命しました神澤と申します。
今年度の活動目標を掲げさせて頂きます。

(1)COVID-19流行下の医療システム構築
COVID-19流行が収まらない中で1年間経過しております。状況が変わる中、様々な対応策を取り、実行することで幸いクラスターにはならずに診療を行うことができております。外来から入院まで、COVID-19を防御しつつ、通常の診療レベルを維持できるよう対応していきたいと思います。

(2)医療安全について
昨年までセーフティーマネージャーを務めさせて頂きました。外来医長という立場でも同様にアクシデントを未然に防ぐような対応、起きた時の迅速な対応が取れるよう心掛けていきたいと思います。

(3)教育
新年度からメンバーは変わります。研修を充実させるだけでなく、医療安全についての心構えや考え方、対応策など教育したいと考えております。

神澤太一


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