昨年4月から医局長を拝命し約1年となります。この間に、医局に関わる様々な行事に運営から参加させて頂き、医局が様々な方々に支えられていると実感致しました。それは、人員的な部分だけではなく金銭的な面についてもしかりです。様々な研究費が削られる時代にあって、我々の医局が成長し続けていられるのは、ひとえに皆様の支えによるものです。今後とも何卒よろしくお願い致します。

昨年度の再重要項目として、新入局員の確保を掲げておりました。実際は4名のやる気のある先生に入局して頂きましたが、実際の勧誘は厳しいものがありました。というのも、見学に来て頂いた先生が例年に比べて激減していた事があります。その原因としては、一連の当院に対する報道も1つではありますが、その他にも研修医の先生の医局選びの窓口が変化している可能性があります。やはり、最近はPCを利用するよりもスマートフォンで情報を収集することが多く、特に忙しい研修医の先生はその傾向が強い様です。我々としては、それに対応すべくホームページをスマートフォンで見る事ができる様に、また、医師募集サイトに広告を掲載する等、多少の出費は必要ですが、まずは当科を知ってもらう様に工夫する予定です。但し、実際に入局してもらえるかは当科の診療実績、雰囲気、研修プログラムにかかっている事は間違いありません。昨年度入局してくれた先生方も、自発的に論文作成をしてくれています。そういった事がスムーズにできる様に、データや症例の収集を頑張って行きたいと思っております。

個人的な研究では、中々科研費が通らず苦労している面はありますが、定期的に論文を掲載する事で当科のアピールをしていく所存です。

本年度も医局長を拝命しております。至らない点が多々あるかとは思いますが、何卒よろしくお願い致します。