東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2015年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2016年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2016年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2016年度の目標 >> 常磐病院

常磐病院 活動報告

常磐病院は現在、東日本大震災から5年を迎え地域医療の中核病院としての役割を担えるよう変革の準備をしているところです。常磐病院のあるいわき市は、震災以後、原発事故の被災者が移住し、また原発関連企業の職員や除染作業員などが住んでいるため、2〜3万人の人口が増加したといわれています。いわき市では、震災前より勤務医の数が全国平均を下回っており、この人口増による医療需要の増加で医師不足がより顕著となっています。そのため常磐病院でも、救急医療をはじめとし各専門診療科の拡充に注力しています。2015年には救急専門医と在宅診療医が1名ずつ着任され、2016年には血液内科、外科、整形外科、婦人科の専門医が各1名ずつ着任する予定になっています。これらのメンバーで専門領域の診療を充実させたいと思っています。

泌尿器科に関しては、常勤医6名で診療を行っています。2015年は総数2744件の手術を行いました。この数は、高齢化の影響と前述したいわき市の人口増のため年々増加しています。その中でも、ロボット前立腺全摘87件、ロボット腎部分切除13件、合わせて100件と2012年にダヴィンチを導入して以降、初めての100件の大台に達しました。これまでのロボット手術すべて大きな合併症なく施行できました。これも、女子医大から派遣されている和田先生をはじめとする多くの先生方のお力添えによるものです。この紙面をお借りして感謝申し上げます。

常磐病院泌尿器科の課題は、診療レベルのさらなる向上と、これまではおろそかになっていた臨床研究の推進です。常磐病院泌尿器科が、臨床および研究面で全国から注目されるようになればと思い少しずつですが努力していきたいと思っています。2015年9月より新村は常磐病院院長を拝命いたしました。まだまだ病院管理の職に就いたばかりです。今後とも皆様のご指導の程を何卒宜しくお願い申し上げます。

新村浩明

[ 前のページへ戻る ] [ ページトップへ戻る ]

Copyright (C) The Society of Urological Disease at TWMU All Rights Reserved.