今年度は、塩見興先生が9月に退職し、常勤医師が私と鈴木浩司先生の二人となり、外来から透析と病棟、手術、検査と休む間も無く診療を行っています。また、大学のご配慮により諸先生方からのご支援も頂き、誠に感謝しております。

診療活動は、1日平均外来患者数（透析患者を除く）が 60.3人でした。また、透析患者数は 288人で、新規導入患者 24人、転入患者 13人でした。年間手術件数は、979件でした。前立腺全摘 10件、膀胱全摘 6件、腎摘出 5件、TUR−BT 62件、TUR−P 31件、ESWL 215件、PNL 1件、TUL 13件でした。シャント関連の手術は、内シャント設置術 34件、表在化 4件、PTA 292件でした。中澤速和臨床教授にご指導頂き、当院で初めて腹腔鏡下で腎尿管全摘除術を行いました。

病院以外では、昨年に引き続き「足立区泌尿器疾患ネットワーク」の活動として学術講演会を開催することができ、多くの先生方に参加して頂けました。また、足立区前立腺がん検診委員会では、前立腺がん検診の受診率を上げる為に、区に対しての要望をまとめ提出させて頂きました。

今後も最良の医療提供に努め、患者様を中心とした暖かみのある医療の提供と地域医療に貢献すべく努力していく所存です。今後ともご指導、ご協力の程何卒よろしくお願い致します。