2015年4月より前任の佐藤先生に代わり三友堂病院泌尿器科に赴任しました。
当初は慣れない一人医長による肉体的負担や、単身赴任による精神的負担、文化の違いなどに戸惑いがありましたが、半年を過ぎた秋口より仕事にも慣れてきて、生活のペースもつかめたところです。
仕事内容としましては、外来、検査、透視業務、手術、病棟管理、緩和ケア、訪問診療、看護学校の講師など多岐にわたり、刺激的な毎日を過ごしております。
前任の佐藤先生から聞かされていましたが、米沢市は医師不足、超高齢化社会と今後の日本全体の問題を象徴するような場所であり、赴任している各科の若手医師達の献身的な態度でなんとか医療が回っているのが現状です。また同じ米沢市内にあります米沢市立病院も医師不足は危機的状況であり、泌尿器科も一人医師が退職されました。日本の各所で医療崩壊が叫ばれて久しいですが、実際自分がその場で働いてみると、なぜ地域医療が改善しないのか、多くのことを考える毎日です。今後も大都市以外ではこのような地域がますます増えていくのではないか、と考えています。
米沢市立病院の泌尿器科の医師が一人退職されて、米沢市内での勤務医は自分を含めて2人しかいません。佐藤先生の地道な仕事により症例は少しずつ増えており、毎週金曜日に小林先生や瀬戸口先生にご指導いただきながら手術を行っています。お二人には本当に感謝しております。また、前立腺癌でダビンチ手術を希望される方は本院に手術をお願いしており、この場を借りて深く御礼申し上げます。日曜日の若手医師の派遣にも心から感謝しております。
来年も続投となりました。頑張ります!
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。 |