H27年は、手術件数428件であった。昨年と比較し大幅に減少した。原因は4月より4人体制となりマンパワーが減少したことと、筆者の体調不良による手術に制限にある。このため清水先生をはじめ多くの先生にお手伝いいただいた。この場を借りてお礼を申し上げたい。手術の内訳は膀胱がん(TURBT77例,膀胱全摘除術4例)はほぼ横ばいで、腎、尿管、副腎関連も大きな変化はないものの、前立腺全摘除術が13例から5例に大きく減少した。これは、筆者の体調不良による他院への紹介とロボット補助下手術の普及が大きく影響している。今後ロボット補助下への移行を急ぐ必要がある。また、昨年導入した前立腺肥大症に対するHolEPもメンバーの変更により休止せざるを得なかった。H27年は4人体制(龍治、尾本、早川、石原)であり学会参加なども大変であったが、スタッフそれぞれが当院の医療を支えてくれ外来患者数の減少もなく、大きな事故もなく終えられた。スタッフ全員に感謝したい。筆者は定年のためH28年春で退職となるが、次期部長として橋本先生が赴任される。新しいメンバーで当院の医療をさらに発展させていただきたいと願っている。今期積み残した宿題として(1)ロボット補助下手術の導入、内視鏡手術の増加 (2)HoLEPの再開 (3)fTUL,,PNLの発展 (4)病理を中心とする教育システムの再開 (5)スタッフの増員がある。橋本先生、次期スタッフにはぜひ実現していただきたいと願っている。 |