東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2015年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2016年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2016年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2016年度の目標 >> 東京女子医科大八千代医療センター

2015年度活動報告 八千代医療センター

八千代医療センターは今年で開院10周年を迎えます。8月には新病棟が完成する予定であり、地域の中核病院として益々の発展が期待されています。

平成27年度の診療体制は、4月より乾、土岐、斉藤、高山の4人で始動となり、8月から瀬戸口先生が八千代に赴任されました。斉藤先生は8月から産休に入り、9月に無事可愛いらしい女の子を出産されました。出産後ではありますが、さっそく1月から時短勤務で復帰されています。

外来は手術日(火・木)と土曜を除く週3回開いており、一日平均90人前後の患者さんが受診します。週3回の診療ながら、外来受診患者数は外科系最多を誇っています。待ち時間の長さが問題となっており、本年度は逆紹介を積極的推進していきたいと考えています。

手術は麻酔科医の不足もあり、定例枠が火曜1日と木曜隔週半日しかありません。そんな中、テニスが大好きな麻酔科部長のもとに高山先生を刺客として送り込み(私も協力しています)、何とか枠外に手術をねじ込むことで手術件数を稼いでいます。2015年度の手術実績としては、鏡視下手術が31→43例、シャント関連手術が55例→81例と増加しました。鏡視下手術は女子医大関連では珍しく3Dモニターを使用しており、腎・副腎32例、前立腺9例に加え、昨年度から膀胱全摘にも適応を拡大し、無事2例の手術を行ないました。シャント関連手術は、そのほとんどがプライマリーの内シャントであるため後期研修医のトレーンニングとしてはうってつけです。高山先生も1年でかなり腕を上げ、初期研修医と二人でシャントができるまでになりました。本年度は本院から新しい麻酔科部長を迎え、常勤医も6人から11人に増員となります。それに伴い手術枠が拡大し、泌尿器科では火・木が1日枠となることが決定しており、それ以外の枠も現在申請中です。本年度は更なる手術数の増加が見込まれます。

腎移植は2014年度7月より開始し、2015年度は9例の移植を行ないました。乾先生の地道な営業活動のおかげで最近になり近隣施設からの紹介患者が増えてきており、本年度は何とか月1ペースを確立したいと考えています。さらに今年は献腎移植の施設登録を行なう予定であり、移植部門も徐々に充実を見せています。

最後になりましたが、外来診療にご協力頂いている金光先生、手術の応援に来て頂いている田邉先生、奥見先生、飯塚先生、大学業務のお忙しい中遠い八千代までご足労いただき大変感謝しております。この場を御借りして御礼申し上げます。本年度は高山先生が移動し、後期研修医の西村先生が新たに仲間に加わり新体制がスタートとなります。今後ともご指導のほどどうぞよろしく御願いします。

土岐大介

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