東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2015年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2016年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2016年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2016年度の目標 >> 東京女子医科大学附属青山病院

青山病院の2015年度活動報告

2007年4月に泌尿器科開設の使命を受けて赴任した青山病院でしたが、丸9年を目前に本院の経営不振の煽りを食い、2016年1月末日をもって閉院となりました。とても残念ですが、これが最後の活動報告となります。この場を借りて、青山病院泌尿器科の運営にご協力いただいた、田邉教授をはじめとする泌尿器科医局の先生方に感謝の意を表したいと思います。

東京女子医科大学附属青山病院は、吉岡博人先生の頃から育んだ政財界とのつながりに後押しされて、吉岡博光先生が理事長をされていた1992年6月に開院いたしました。開院当初の入会金は1千万円だったそうで、いかに政治的にも社会的にも力のある方々が入会されたかを想像させられます。しかし、青山の1等地にあるビルの家賃は高額で、健診を中心とした診療だけではなかなか黒字にはならなかったようです。2年前に起こった本院の医療事故以来の赤字が大きくなったため、本院の耐震工事や建て替え資金の調達が厳しくなったことをきっかけに、昨年11月末の大学の理事会で2ヶ月後の閉院が決定されてしまいました。あまりに急な閉院であったために、会員の方々をはじめ患者さんからのクレームは大変なもので、日々の外来でも説明と謝罪と紹介状に多くの時間を費やしました。沢山の患者さんが本院の泌尿器科に紹介受診されると思いますが、これは女子医大が全力を挙げて引き受けると決めた事ですので、誠心誠意で対応していただきたく宜しくお願い申し上げます。


【2015年度活動報告】

2015年度は昨年度研修で来てくれた島田先生が10ヶ月間勤務して後輩の指導にあたってくれました。7月からは新入医局員が4人目として赴任し、堀内先生、西村先生、渡口先生が2ヶ月交代で手術を含めた研修を行いました。金曜日の早朝の「青山カンファ」も継続して行いました。

閉院直前の12月にはほとんど手術を行う事が出来ず昨年には及びませんでしたが、2015年の手術件数は365件でした。大きな事故やトラブルなく幕を閉じることが出来たのも、途中から青山班に参加してくれた橋本先生や、看護師、技師、事務の絶大なるサポートによるものと感謝しています。


田邉教授からは、6月に開設が予定されている「予防医学センター」の所属で引き続き元青山病院会員さんの診療を行えるポジションを頂けることになっておりましたが、泌尿器科医として更なる勉強をするために4月からは他大学に移って仕事を続けることにいたしました。27年間お世話になった腎センターの先生方に感謝をするとともに、今後共ご支援のほど宜しくお願い致します。

前田佳子

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