東間 紘(2009.5〜)、徳本直彦(2004.1〜2012.3)、瀬戸口 誠(2011.4〜)、佐藤泰之(2010.10〜2012.5)、早川 希(2009.10〜2012.3)、溝口翔悟(2011.9〜)、池澤英里(2012.4〜)、齋藤 直(2012.4〜)、羽田圭祐(2012.5〜)、神澤太一(2012.6〜)
戸田中央総合病院は、首都圏を中心に25病院と6老人保健施設をはじめとする多数の医療事業を展開する、戸田中央医科グループ(TMG, Toda Medical Group)の中核施設であり、許可病床数446床、ICU10床・CCU6床の合計462床を擁する蕨・戸田・川口地域の急性期・中核病院の役割を果たしております。先進医療はもちろんですが、救急医療を始めとする地域住民、地域医療機関と密着した地域医療にも積極的に病院をあげて取り組んでいます。泌尿器科は、現在常勤6名で活動しており(2013年3月末現在)、1996年より臨床研修指定病院となっています。一般泌尿器科の患者様はA棟3階で、移植患者様はA棟4階と2つのフロアに患者様がいる状況です。2008年4月からは腎センターとしてオープンし、泌尿器科と腎臓内科との連携が取れるようになりました。現在は腎移植の患者様に関しては術前合同カンファレンスを行い、さらには学会活動も行っています。
C棟3階にある外来では、月平均約2000〜2300名の外来診察を行っております。そのうち初診患者様は月平均約200名となっております。大学の先生には非常勤として外来をお願いして助けて頂いていますことをこの場を借りて御礼を申し上げます。新規入院患者数は月平均約60〜80名、在院患者数は月平均で600〜800名となっております。手術日は月、水、金曜日の週3日で月平均約40〜50件となっております。2012年度手術年間総数は大小あわせて534件でした。当院の特徴である移植医療に関してですが、1992年に第1例目の生体腎移植を行って以来、2012年12月末現在で、移植総数187例となりました。今年度中に200例を突破する予定であり、埼玉県内の移植施設として多数の患者様を紹介して頂くようになって参りました。そのニーズに応えるべく、移植支援室も立ち上がり、患者指導・支援を移植チームとして充実させていきたいと思っております。さらに前立腺癌に対して2009年9月より、内視鏡的前立腺全摘除術を開始し、総数60例を越えました。2012年11月より手術支援ロボット、ダヴィンチを埼玉県内ではじめて導入し、週1例のペースではありますが、田邉教授はじめ、飯塚・新村先生の御助力により、順調に症例数を積み重ねております。
当院は1962年の開設以来、約半世紀が経過し、50周年記念式典も昨年行いました。また今年度には新病棟が設立され、更なる病床数の増加も見込んでおります。開院以来の理念である「愛し愛される病院」をモットーに、ますます医療自体にも厳しい目が注がれ診療結果が大きく問われる昨今ですが、日々医療を誠実に行い、患者様のお気持ちと意思を第一に考えながら、地域に密着した医療を提供し続けて行きたいと思っております。 |