東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2012年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2013年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2013年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2013年度の目標 >> 東京女子医科大学附属青山病院

東京女子医科大学附属青山病院 活動報告・2013年度の目標

本年は東京女子医科大学における泌尿器科教室開講50周年および田邉教授就任10周年が重なったおめでたい年です。青山病院泌尿器科も7年目に入り、益々充実した診療が行えるようになってまいりました。これもひとえに本院の先生方のご協力の賜物と感謝しております。

【2012年活動報告】

2011年7月から前田、橋本+研修医の3名体制となり、2012年度は八木澤先生、柴原先生、和田先生、室宮先生が手術を含めた研修に来てくれました。昨年度も橋本先生の行き届いた教育で、研修医の先生達が楽しく充実した研修が出来たと信じています。

本院から沢山の患者さんを紹介していただいたお蔭で、手術件数は434例と飛躍的な増加をいたしました。これに伴って日本泌尿器科学会の専門医教育施設認定も、関連教育施設から基幹教育施設に昇格することが出来ました。また、橋本先生の尽力で、腹腔鏡下前立腺悪性手術の施設基準も取得いたしました。

2012年に導入した新しい取り組みとしては、経口補液療法とグローションカテーテルです。手術前の経口補液療法を導入したことで、患者さんは術前の脱水状態および点滴による拘束から解放されるようになりました。術前術後の化学療法の患者さんの受け入れ数が増えてきたため、CDCの推奨しているグローションカテーテルを導入して長期留置に対応した管理を行っています。

腎尿管結石のTULに関しては、研修医の指導も含めて引き続き清水先生、小内先生にお手伝いいただいております。2013年度もよろしくお願いいたします。

田邉教授は昨年度からは時々ではありますが、忙しい合間を縫って青山病院で手術をされています。他の先生方も本院ではなかなか予定が入らない手術がありましたら、当院をご活用いただければと思います。

【2013年活動予定】

今年度は1年間通して松本先生が青山病院で研修を行うので、前回より更なる成長をしていただけるものと楽しみにしています。

恒例の3つのお願いです。

  1. 2013年度は手術症例の更なる増加を目指しておりますので、引き続き本院からの症例紹介を宜しくお願いいたします。
  2. 現在継続して行っている臨床研究は、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)と夜間頻尿に関する共同研究」、「難治性過活動膀胱および間質性膀胱炎に対するA型ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法」、「早期前立腺がんに対するPSA監視療法:国際共同比較研究(PRIAS-J)」です。これに加えて本年度からは昭和大学との共同研究である「表在性膀胱癌に対するBCG膀胱内注入+UFT併用療法の再発予防効果に関する臨床比較研究(無作為化比較試験)」が開始になります。対象の患者さんがいましたら、是非ご紹介いただけますよう宜しくお願いいたします。
  3. 今年度も今まで以上に多くの先生方のご協力を得ながら仕事をしていきたいと思っていますので、青山病院泌尿器科を宜しくお願いいたします。

個人としては昨年6月より青山病院の医局長に任命され、泌尿器科のみならず病院の発展のために尽力しております。成人医学センターの医局会にも出席し、両施設が連携を図る橋渡しの役目も担っています。本年7月からは成人医学センターの会員検診が青山病院に移行するため、現在システム作りの準備を行っています。

腎癌研究会では広報部部長に、東京ストーマリハビリテーション研究会では世話人に推挙していただき、活動させていただいております。

前田 佳子

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