川島病院へ来てから約1年がたちました。1年間の徳島生活もあと少しとなってしまいました。今年度から活動報告を載せるとのことで、大学より研修に来ている佐藤が書くこととなりました。
病院の特徴として、透析を中心とした医療が主体のため一般泌尿器科というよりは腎不全外科の手術が多いのが特徴です。
2009年度は腎不全関連手術644件(PTA243件、生体腎移植2件を含む)、泌尿器科手術140件 ESWL126件、その他の手術44件(下肢切断術、下肢動脈バイパス術など)でした。
特にバスキュラーアクセスの手術では水口院長、土田副院長に厳しく指導していただき充実した日々を送っています。
透析室では約900人の外来透析患者さんと向き合うことで、透析の合併症を知り、腎移植への思いを知ることができました。
入院では主に高齢の透析患者の合併症の管理を任されており、どっぷりと内科につかっていますがこんなに内科にふれることは今後ないと思われ、よい機会と思い取り組んでいます。腎不全患者の内科的管理は腎移植前後の患者の内科的管理にも通じるものと思い、内服薬の使用方法など多くを吸収し大学へ帰りたいと思います。
また、病院全体として臨床研究の意識が強く私も参加させていただきました。初めての経験なので今はそのデータのまとめ、解析を一からしているような状況です。
貴重な一年間を過ごさせていただきましたので、今後も医局員の方が同様の経験ができるようよろしくお願いします。
最後に1年間派遣していただきありがとうございました。また、院長先生をはじめとした川島病院の先生方スタッフの方々にお世話になりました。御礼を申し上げます。 |