2008年4月より医局長を1年務めさせていただきました。関連諸施設の関係者の方々、医局員の皆様には大変お世話になりました。当初、医局のあり方を考えたときに、新入医局員がまっとうな泌尿器科医なれるよう研修できることを重点項目に考えていました。月日がたち、いろいろな方とお話をするうちに、そのためには新人を直接指導する1世代上の世代の研修を充実させないと知識、技術は伝搬しないことを教えていただき意識してきたつもりです。
医局長をさせていただいた期間、個人的にはいろいろな方と出会え、システムを理解させていただき充実していました。一方、医局に対してはベット係の当時から通じて、ベットの配分や病棟、外来の物品の整備、医局メールの充実、新人の獲得など、これまで蓄えられてきたものに多少上乗せができているかと思います。
幅広い泌尿器科の分野なかでもより多くの専門家を擁することで、泌尿器科の単科というよりは独立した泌尿器センターのようになれるのは、日本のなかでも 女子医大が先頭を走っているのではないかと思います。医局が充実し発展することで、医局員が充実した臨床・研究ができることを祈ってあとがきとさせていただきます。
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