東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2019年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2020年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2020年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2020年度の目標 >> 常磐病院

常磐病院活動報告2019

2019年度は、常勤医1名開業のため退職され、新村、小内先生、蓑田先生、越智先生の4名体制で診療を行いました。蓑田先生、越智先生は福島労災病院の泌尿器外来も支援していますので、少ない医師数で診療実績を維持するために苦労した1年でしたが、大学からの診療支援をいただき、何とか乗り切ることができました。

手術では、2019年12月にダヴィンチがSiからXiに入れ替わり、RAPNやRALCがよりやりやすくなっています。ロボット手術は年間約150例実施しており、この数は東北有数の症例数となっています。また、小内先生を中心に、過活動膀胱の治療として仙骨神経刺激装置植込術を開始しています。また、ブラッドアクセスの手術も数多く施行していて、手術のトレーニングには大変有利な環境になっています。

研究面では、2017年にRIIM(Research Institute of Innovative Medicine)という遺伝子研究を中心に行う研究室が常磐病院内に新設されました。前立腺癌の生検検体を用いた遺伝子研究に着手しており、リキッドバイオプシーに利用できる遺伝子マーカーの探索を中心に行っています。

福利厚生では、常磐病院のあるエリアは温泉街ですので、医員の住居は温泉の出るマンションになっています。また、3食病院で提供されますので、食事の心配をせずに診療に専念できます。学会活動も、年1回の海外学会の補助と、発表があれば国内学会すべて補助されます。

2020年は、蓑田先生と越智先生が交代になりますが、混乱は最小限にしてさらに臨床症例を増加させるべく体制を整えていきたいと思っています。医局の先生方の多大なご支援で、常磐病院の診療が成り立っています。日々のご指導、誠にありがとうございます。これからも変わらぬご支援ご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。


2020年目標

  1. ロボット膀胱全摘の推進
  2. 泌尿器遺伝子研究の推進
  3. 研修医教育の充実

新村浩明


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