東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2019年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2020年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2020年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2020年度の目標 >> 済生会栗橋病院

済生会栗橋病院2019年度活動報告・2020年度の目標

2019年度の済生会栗橋病院は小林、金光、八木澤、岩元の4名のメンバーで始まりました。4月の人事異動にて、以後小林、八木澤、石山、岩元の4名体制で活動致しました。

昨年の活動報告でもお知らせしたように、当院老朽化のため、2021年10月を目標として埼玉県加須市に304床の新病院を建設移転する計画が進んでおり現在実施設計を行っています。本年の4月には病院建築の施工業者選定のプレゼンテーションや選定が行われ、5月中旬以降には新病院の着工が開始される予定となっています。当初は2021年10月に新病院開院予定でありましたが、工事期間などから考えて2022年2月ごろ竣工見込みで、開院は2022年5月以降と思われます。

新病院は東武伊勢崎線加須駅から南方向、加須駅から800mほどの位置に免震構造、地上6階の建物として建設される予定で、現在の栗橋病院よりからは直線距離で10.4km、JR鴻巣駅からは約11.4kmの立地の場所にあります。

新病院移転時には da Vinciシステムも導入する予定であり、さらに当院で行われる手術も増加されることが予想されております。

臨床部門では、昨年1年の外来体制は前年と変化なく、手術日の木曜日を除き2診体制で行い、1日の外来患者数は35~40人/日/1診で、紹介型診療の形態をとっておりますが飛び込みも多く増加傾向にあります。

手術に関しては、1か月の手術件数は20例前後で、昨年の手術+検査件数は745例でした。現スタッフの構成が指導医1名、専門医1名、後期研修医2名であり、八木澤先生、石山先生、岩元先生には年間100例程度の手術を経験していただいております。 手術症例の内訳は、TUR-BT60症例、f-TUL+r-TUL82症例と最も多く例年通りでありました。内視鏡手術もここ数年20例/年(鏡視下腎摘出術、鏡視下腎尿管全摘術、鏡視下前立腺全摘出術)で推移しております。

前立腺針生検今年は149例で昨年とほぼ同等でした。

一昨年も書きましたが、埼玉県は人口当たりの医師数が最も少ない県であり、とりわけ当地は泌尿器科過疎地域であり、当院が泌尿器科診療の中心的役割を果たしており、今後の高齢化もあり当地での役割、重要性も増すと思われます。

いつも当院の外来診療、手術のお手伝いに来て頂いている大学の諸先生方には大変感謝いたしております。今後ともご協力お願い申し上げます。
最後に4月から大学(本院)に戻られる八木澤先生(2年間当院で勤務)の益々のご活躍をお祈りいたします。また、昨年石山先生が無事に泌尿器科専門医試験に合格されました。おめでとうございました。


2020年度の目標

  1. 診療実績(手術症例)を昨年度よりアップさせること 昨年は産休等で一時期3人体制の時期もあり80%程度にとどまる
  2. 学会報告、論文作成を積極的に行うこと → 発表はあるが、今年は2~3編は作成
  3. スタッフ各自の自己研鑽をすすめる → 専門医習得(1名)、その他腹腔鏡認定医(1名審査待ち)や癌治療認定医(2名合格)などの習得
  4. 腹腔鏡手術をさらに増加させる → 昨年はラパロ前立腺症例の減少あり(ロボットにとられる→今年は積極的に症例増やす)
  5. 2年計画でda Vinci導入計画 → 新病院建設とともにセットで進行中

小林 裕


[ 前のページへ戻る ] [ ページトップへ戻る ]

Copyright (C) The Society of Urological Disease at TWMU All Rights Reserved.