東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2019年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2020年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2020年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2020年度の目標 >> 至誠会第二病院

至誠会第二病院泌尿器科 2019年度活動報告

至誠会第二病院は世田谷区上祖師谷の閑静な住宅街にあり、病床数230程のいわゆる「地域の中核となる総合病院」です。東京女子医科大学のOG(至誠会)が設立した病院で大学の関連病院であり、多くの科が女子医大の医局の先生方に大変お世話になっております。泌尿器科は2005年5月から外来診療のみでスタート、2006年の6月から奥田が常勤となり、入院・手術などの診療も行っております。2020年は15年目の診療となります。診療は大学から2名派遣を頂いて3人体制となっております。現在は奥田、室宮、伊藤の常勤3人です。今年(2020)の4月からは室宮先生の交代で島田先生がお越しいただく予定です。

ただしこの数年(国の、中規模の病院病床数を減少させるという方策通りに)他のこの規模の病院同様、経営的に厳しく(入院患者が減少のため)以前より病院全体の外来患者、入院患者が減少してきております。全体的な減少に比べて当科はこの数年収支的にはほぼ横ばい状態です。

現在外来(手術日の水曜日に渡辺栄子・瀬戸口志保、両先生に来て頂いております)患者は1日平均60~65人ほど、入院は1日平均8~12人程度でこれまでと大きな変化はありません。TUR-P, TUR-BT, (f-)TUL、ラパロ尿膜管摘出、(ラパロ)腎(尿管)全摘・腎部分切除、骨盤内臓器脱に対するTVM手術、などをはじめとする手術患者、泌尿器癌に対する化学療法、Best supported careをしている進行癌の患者、UTI患者(高齢者のUTIはますます増加傾向です)、そして高齢化社会に伴い当科かかりつけの患者様の肺炎入院やリハビリ入院など、、、も増えてきており典型的な一般病院の患者背景です。最近は人口の高齢化に伴いUTIで入院する患者様が増加しているように思います。大学からもBSCの患者様、術後リハビリ目的、術前後のケモ患者などいつもご紹介いただき感謝申し上げます。R1.3月まで一緒に診療していた瀬戸口DrがR1.12月から開業なさっており、水曜日は当院で女性泌尿器外来も行っており、TVT手術やPOPに対するTVMも積極的に行っております。当院は腎不全患者に対する透析治療は行っておりませんが、透析用内シャント手術やそれに伴いシャントPTAも外来で対応可能患者に限り、行っております。糖尿内科からの依頼や近隣の透析施設が女子医大の出身の先生のため、シャント作成・再建を依頼して頂けるようになっており、少ないながら症例をこなしております。

2008年の4月から専門医教育認定施設が関連施設でしたが、症例を重ね、2013年4月からは基幹教育施設に認定されております。市中一般病院での泌尿器科臨床実地経験を積みたいとの希望のある先生や後期研修の先生で臨床経験を重ねたい先生が勤務していただく体制が整備されております。

本院先生方のバイト先の病院として若い先生に当直や土曜日勤のバイトに来て頂き大変助かっております。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。いつも有難うございます。大学の先生方のご協力なくして当院泌尿器科は成り立ちませんので今後ともご指導、ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願いいたします。


2020年度目標

  1. 前年より実績をアップすることが目標。具体的には手術症例は110~120/年に増加、外来は70~75人/日、入院は12~18人/日に増加させたい。
  2. 学会参加・発表を積極的に行う。
  3. 症例実績を伸ばして人員派遣を継続して頂く。

至誠会第二病院 泌尿器科部長 奥田比佐志


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