2019年度の活動報告
- 4月から石山先生が泌尿器科に赴任し、当診療部兼任となった。
- 手術件数は毎年増加していたが、初めて12例減少してしまった。原因は不明。すべての手術はトラブルなく安全に行われた。
- 骨盤臓器脱に対する手術術式は、これまで完全子宮脱にはA2-TVM+P-TVMを、膣断端脱にはC-TVMを施行していたが、最近は両者ともUphold-TVM+PRとし後壁へのメッシュ挿入を中止した。結果的に請求できる保険点数が下がり収益に影響した。
- 主たる論文業績:①Tomoe H, Yamashita K. Does repeated hydrodistension with transurethral fulguration for interstitial cystitis with Hunner's lesion cause bladder contraction? Arab J Urol. 2019; 8; 17: 77-81. ② Whitmore KE, Fall M, Sengiku A, Tomoe H, Logadottir Y, Kim YH. Hunner lesion versus non-Hunner lesion interstitial cystitis/bladder pain syndrome. Int J Urol. 2019; 26 Suppl 1:26-34. Review. ③ Gomelsky A, Athanasiou S, Choo MS, Cosson M, Dmochowski RR, Gomes CM, Monga A, Nager CW, Ng R, Rovner ES, Sand P, Tomoe H. Surgery for urinary incontinence in women: Report from the 6th international consultation on incontinence. Neurourol Urodyn. 2019; 38: 825-837.
- マスメディア:3月NHK「きょうの健康」なんでも健康相談QA夜間尿失禁、6月 地方新聞 過活動膀胱、9月 文藝春秋「家庭の最新治療」骨盤臓器脱・腹圧性尿失禁、CareNet・com 「希少疾病ライブラリ」 間質性膀胱炎、andGIRL WEBオリジナル記事 「SEX AND THE GIRL」尿漏れの悩み、ほか。
- 主たる学会活動:第107回日泌総会にてSNM前後のUDS(筆頭演者Dr山下)、The 14th PPCSにてUterine Preservation in POP Surgeryのディベートなど。
- ホームページがようやくrenewalできた。
2020年の目標
- 骨盤臓器脱手術症例の増加。安全にはいっそう留意する。
- 女性性機能障害の疫学調査(日本性機能学会)で使用するVSQ日本語訳の論文執筆。
- 「LSC術前後の女性性機能に関する検討」をThe 22nd World Meeting on Sexual Medicine Japan 2020に演題応募する。
- 第27回日本排尿機能学会(10月15-17日)、The 15th PPCS(10月17-18日)を大会長として開催する。お時間のある先生方は、ご参加、お手伝いいただきたく、よろしくお願い致します(両学会とも参加費無料)。
巴 ひかる
|