東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2019年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2020年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2020年度の目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2020年度の目標 >> 女性排尿障害センター

女性排尿障害センターの外来を引きつぎ、早くも3年が経過しようとしています。前任の家後先生、小内先生方が築きあげられた規模をキープすることすら困難であることを実感し、一人で責任もってできる範囲を維持することだけで手一杯な現実を本年も突きつけられて1年が過ぎました。しかし、そんな中でもインターネットなどで情報を調べられ来院される患者さんや、他院から様々な症状でお困りの患者さんをご紹介いただく機会も多く、一例一例真摯に取り組む1年でした。

本年はビデオウロダイナミクス検査の際、鈴木万里先生もご同席いただき、ウロダイ結果の読影や、治療方針決定に多大なるご尽力を賜りました。とても勉強になりました。消化器外科と行った直腸癌術後のウロダイナミクス検査を用いた排尿機能評価の臨床研究は、症例数が少ないながらもひとまず結果をまとめ学会発表を行いました。しかし、学会発表にとどまっているため今後論文としてまとめられるよう検討している次第です。患者さんにとって侵襲の高いウロダイナミクス検査ですが、検査後には多くの情報が得られることも事実であり、診療に生かせるよう今後も継続してまいりたいと思います。

手術については病棟医の先生方のご協力もあり、年度の前半は昨年に引き続き東医療センターの巴先生のもとに手術見学へ行かせていただくことができました。限られた時間ではありましたが、手術手技そのもの以上に日常診療で悩んでいる症例などをご相談に乗っていただける環境は非常に貴重なものでした。この場をお借りして御礼申し上げます。

独立して責任もって行えることは限られてはいますが、今後も継続して行うことが大切だと信じ、一歩ずつ前進したいと思います。来年度も何卒宜しくお願い申し上げます。

濱崎和代


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