東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2018年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2019年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2019年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2019年度の目標 >> 光靖会井口腎泌尿器科

活動報告

2018年4月より都営新宿線船堀駅前に新たに、井口腎泌尿器科 船堀を開院しました。現在、私達のグループは亀有駅前にある井口腎泌尿器科、新小岩駅にある北村記念クリニック、江戸川区東小松川にある親水クリニックの計4施設を関連病院として診療を行っております。

入院設備があるのは親水クリニックだけですが、その他の施設では泌尿器科、内科などの外来業務をしております。どの施設も外来患者は多く来られており、日々の診療はかなりハードなものになっております。全ての施設を合わせますと、外来通院患者もおおよそ延べ人数で3000人/月、透析患者も400人くらいの規模で診療をしております。

手術は亀有、井口腎泌尿器科でシャントなどのブラッドアクセスを中心とした日帰り手術をし、親水クリニックではブラッドアクセスの手術だけでなく麻酔科管理の手術(TURなど)、胃カメラなどの内視鏡検査などもしております。患者さんが多く、手術件数もそれに伴って増加しております。

またスタッフも増え、4月から泌尿器科、水之江義充先生(東京慈恵会医科大学より)、5月から、糖尿病内科崔正福先生も加わって頂き、さらに拡実した医療を実施しております。

学術面では6月末に神戸で行われました透析学会では各施設から多数の演題が発表され、知識、技能の向上に努めました。当グループからは透析液の浄化、アクセス関連、栄養食事管理についての発表などがありました。また他の施設の発表を聞くことで普段の私達だけの診療では気付かない内容も学び、今後の自分達の診療能力向上のきっかけとなる刺激を頂きました。

11月27日、都内の会議場で関連施設合同の勉強会が催されました。2017年から開催されており、今回で2回目の開催です。それぞれの施設の職員が集まり、透析関連の演題を発表し、皆で活発に議論し合いました。施設間での問題共有、情報共有の場になるとともに職員の施設間の交流の場ともなりました。また特別講演としては、東京慈恵会医科大学の先生を招聘し腹膜透析について講演をして頂きました。2018年から当グループでは腹膜透析を導入しておりますし、医療情勢も腹膜透析の有用性を再認識しようとする流れがあるため、とても勉強になる内容でした。腹膜透析のカテーテル留置方法、合併症、腹膜透析管理など、皆が不安を抱え、頭を悩ませている課題でしたのでとても有意義な会となりました。

12月15日は恒例の大忘年会がありました。タワーホール船堀の宴会場で各施設から職員が参加し、来賓も含め総勢230人規模の会となりました。そこでは各施設の職員がそれぞれ余興をしたり、マジックショーをしてくれる方がいたり、当グループ10年勤続職員の表彰をしたり、外国人(ベトナム・中国)スタッフが職員で働いていることを皆に紹介したり、豪華景品の当たるクジ引きをしたりと、かなり盛り上がる内容となりました。その忘年会は女子医大の先生だけでなく、普段御世話になっている他大学の先生に多数お越し頂きました。多くの先生方に見て頂ける中で、開催することが出来ましたことは本当に大変有難いことであると感謝しております。

今後も井口先生を中心としたグループは、透析診療を主軸にして充実した医療を目指していきたいと考えております。泌尿器科だけでなく、腎不全保存期から透析医療、さらには終末期医療まで幅広い診療を目標として掲げております。日常診療、アルバイトと多くの先生方に御助力頂き、感謝に尽きない限りです。今後とも是非宜しく御願い致します。

戸田直裕


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