東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2018年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2019年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2019年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2019年度の目標 >> 済生会栗橋病院

済生会栗橋病院2018年度活動報告・2019年度の目標

2018年度の済生会栗橋病院は小林、金光、小谷、石山の4名のメンバーで始まりました。4月の人事異動にて、以降小林、金光、八木澤、岩元の4名体制で活動致しました。

当院もこの地に開院し既に30年経過し病院自体の老朽化が進み、2021年10月を目標として埼玉県加須市に304床の新病院を建設移転する計画が進んでおります。現在基本計画・基本設計を現在行っており、2019年3月に済生会本部の理事会で加須移転と新病院建設について最終決定がなされる予定となっております。
新病院は東武伊勢崎線加須駅から南方向、加須駅から800mの現在農地に免震構造、地上6階の建物(304床の病院)として建設される予定となっております。
現在の栗橋病院よりからは直線距離で10.4km、JR鴻巣駅からは約11.4kmの立地です。
新病院移転時には da Vinciシステムも導入する予定であり、さらに当院で行われる手術も増加されることが予想されております。

臨床部門では、昨年1年の外来体制は前年と変化なく、手術日の木曜日を除き2診体制で行い、1日の外来患者数は35~40人/日/1診(1日外来数は80~90人)で、もともと紹介型診療の形態をとっておりますが飛び込みも多く増加傾向にあります。

手術に関しては、1か月の手術件数は20~25例前後で、昨年の手術検査件数は748例でした。現スタッフの構成が指導医2名、専門医1名、後期研修医であり、八木澤先生、岩元先生には年間100例以上の手術を経験していただいております。
手術症例の内訳は、TUR-BT77症例、f-TUL+r-TUL74症例と最も多く例年通りでありました。内視鏡手術もここ数年20例/年(鏡視下腎摘出術、鏡視下腎尿管全摘術、鏡視下前立腺全摘出術)で推移しております。前立腺針生検今年は146例で昨年より10%減でした。

一昨年も書きましたが、埼玉県は人口当たりの医師数が最も少ない県であり、とりわけ当地は泌尿器科過疎地域であり、当院が泌尿器科診療の中心的役割を担っております。
今後高齢化もさらに進み、当地での泌尿器科の役割、重要性も増すことが予想されます。

対外的な活動として、毎年6月に全国の済生会病院泌尿器科施設の交流とスキルアップを主に全国済生会泌尿器科医会が開催されております。今年は済生会川口総合病院の橋本先生と小生にて世話人幹事を務めさせて頂く予定になっております。

最後に、当院の外来診療、手術のお手伝いに来て頂いている大学の諸先生方にはいつもながら大変感謝いたしております。今後ともご協力お願い申し上げます。
また、2017年4月から当院に2年間勤務して頂いた金光先生(4月から静岡に転勤)の益々のご活躍をお祈りいたして終講とさせていただきます。


2019年度の目標

  1. 診療実績(手術症例)を昨年度よりアップさせること
  2. 学会報告、論文作成を積極的に行うこと
  3. スタッフ各自の自己研鑽をすすめる(専門医、認定等習得)
  4. 腹腔鏡手術をさらに増加させる(腹腔鏡下膀胱全摘術の導入)
  5. 2年計画でda Vinci導入計画
  6. PNL・ESIRUSの症例を増やす
  7. 昨年認証いただいたISO9001継続と院内定着

小林 裕


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