本年度も女性排尿障害センターとしての手術件数は大変少なくなりました。一重に自らの実力不足ということしかありません。理想の実現にはなかなか手が届かないところが現状です。本年度は東医療センター骨盤底機能再建診療部巴ひかる先生のところへ月に2回伺い、手術見学を行いました。助手や執刀をさせていただく機会も多く、手術手技についてはもちろんですが、日常診療についての疑問点等様々なことをご教示いただくこの機会は私にとって非常に有意義なものとなりました。来年度は教えていただいたことを少しでも多く実践できるようにしたいと考えます。
毎週水曜日に行っているビデオウロダイナミクス検査は安定して月に10件以上行い小内先生から引き継ぎましたデータベースをもとに形をつくることができました。外科との共同臨床研究であるロボット支援下大腸癌低位前方切除術前後でのウロダイナミクス症例も10件近く集まってきましたので、これから症例を整理し何らかの形で発表できればと考えます。
この一年間医局スタッフの先生方、病棟医の皆様、医局秘書の方々には大変なお力添えをいただき、心から感謝申し上げます。来年度は女性泌尿器科部門として、また外来医長として、誠心誠意、地道に、少しでも、尽力させていただきますので、どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。
濱崎和代
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