2013年は「アベノミクス効果」で景気回復の年と言われましたが、医療界に身をおく限りそのような効果を感じることがありませんでした。そこへきて2014年4月からは消費税増税、診療報酬の改定率は全体でプラス0.1%と公表されましたが、消費税増税によって病院負担分となるプラス1.36%分を差し引くと実質的にはマイナス1.26%です。このような厳しい社会情勢の中で、業務改善により、医療の質を落とさず効率的な病院経営で乗り切らなければなりませんので、苦慮しています。
診療活動は、1日平均外来患者数(透析患者を除く)が 61.3人でした。また、透析患者数は 282人で、新規導入患者 23人、転入患者 11人でした。年間手術件数は、950件でした。前立腺全摘 9件、膀胱全摘 2件、腎摘出 6件、TUR−BT 53件、TUR−P 21件、ESWL 296件、PNL 3件でした。そのうちシャント関連の手術は、内シャント設置術 36件、表在化 6件、PTA 199件でした。
病院以外では、昨年に引き続き「足立区泌尿器疾患ネットワーク」の活動として学術講演会を複数回開催することができ、多くの先生方に参加して頂けました。
今後もより良い連携体制を構築し、地域医療の輪の中で自院の役割を果たし、地域で必要とされる病院でありつづけられるよう努力していきたいと考えています。また、諸先生方のご支援に感謝申し上げるとともに、今後ともご指導、ご協力の程何卒よろしくお願い致します。 |