東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2013年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2014年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2014年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2014年度の目標 >> 済生会栗橋病院

済生会栗橋病院 活動報告・2014年度の目標

済生会栗橋病院は埼玉県久喜市のはずれの静かな田んぼと新興住宅街のなかにあり、病床数320床のいわゆる「地域の急性疾患を主として取り扱う中核病院」です。東京女子医科大学の特定関連病院でほとんどの診療科が女子医大より派遣の医師が勤務しています。本年度より開院当時より念願であった整形外科が常勤として開設する事になりました。さらに患者さんが増加することが予想されます。

2013年度は小林、北嶋先生、津嶋先生の3名体制でスタートしました。5月に北嶋先生と瀬戸口先生が交代となり3名体制で1年の活動を行ないました。

外来は手術日の木曜日と月1回の金曜日を除き2診体制で行いました。
昨年同様、病院として地域連携を円滑に行う為、急性期を過ぎた患者さんを逆紹介で地元にお返しする方向で運営されておりますが、泌尿器科に関しては、地域に泌尿器科開業医と中核病院が少ないためなかなか外来患者さんを逆紹介できず、一日の外来患者さんは約30〜50人/日/1診で、最近も増加傾向にあります。

手術に関しては2013年度の手術件数は606件と昨年より約50件増えました。TUL(f-TUL)、TUR-BTの前立腺生検の増加件数に伴うものが主な要因ですが、開腹手術も安定して月3〜4例おこなっております。腹腔鏡下前立腺摘出術も本院飯塚先生のご協力のもと開始致しまし昨年末まで6症例を施行し、施設認定が早く獲得できるように本年も継続して行っております。根治的腎摘出術、腎尿管全摘出術に対しても本年は積極的に腹腔鏡下手術を行っております。

地域活動として、昨年瀬戸口医師が久喜市の前立腺がん市民の講座で講演させて頂く機会を頂きました。また、昨年より加須市で前立腺がん検診が開始され前立腺生検も増加し、対外的な講演活動なども増えて来ています。

昨年はTUR関連の手術がここ数年増加傾向であり、昨年度は(f-)TULの急激な増加に伴いホルミニウムヤグレーザーのgeneratorを購入して頂きました。TULにより一度で結石治療が完結する症例が増加したためESWL症例数は減少した結果になりました。本年度は更なる手術症例の増加を予定しています。

最後になりましたが、当院に外来等でお手伝いして頂いた先生方には、大変感謝をいたしております。今年度も宜しくご協力の程お願い致します。また当院に長年勤務(5年)されていた津嶋医師が3月を持ち済生会川口病院に配転となりました。本当に人員の少ない時期も頑張って頂きありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

2014年の目標

  1. 診療実績(手術も含め)の昨年度よりのアップ
  2. 学会発表、論文作成を積極的におこなう
  3. スタッフ各自の自己研鑽(専門医の所得など)をすすめる
  4. 近隣施設との更なる連携をはかる
  5. 腹腔鏡下前立腺全摘術の施設認定の獲得
  6. 来年には人員を増やして頂くように
小林 裕

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