東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2013年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2014年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2014年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2014年度の目標 >> 社会医療法人川島会 川島病院

社会医療法人川島会 川島病院 活動報告・2014年度の目標

川島病院は川島周理事長が女子医大の勤務を経て、川島病院に昭和51年透析室を開設しました。その後、水口潤院長も女子医大で研鑽を積み、蛋白尿から腎移植までを診療の基本理念として腎不全医療に従事し、昭和61年には徳島県内で第1例目の腎移植を行うまでに至りました。現在では透析医療を中心に腎臓科、泌尿器科、糖尿病内科、循環器科を中心に1000人余りの透析患者の管理を行っております。これは徳島県の透析患者の40%に及び全国有数の規模となっております。また昨年には一般の医療法人から社会医療法人と改組され、公的な役割も担ってきております。

現在、水口潤院長は日本透析医学会の理事長も務めていることはご承知のことと思いますが、当院では血液透析に関してはHDのみならずOn-line HDFも積極的に取り組んでおります。当院での透析患者の生存率は全国平均と比べ、長期透析歴の患者が多いにもかかわらず、数%も死亡率が低いという結果が得られております。このこともあり透析医療の質は日本一いや世界一であると密かに自負をしているところであります。今後さらにhigh levelな透析医療を提供すべくグループ一丸となって努力をしております。

また腎不全外科に関しては、アクセス手術やPTAを含めて、年間700件以上の手術があり水口院長・土田副院長の指導のもと、手術が行われております。多すぎて嫌になることがあります?。水口院長・土田副院長の手術手技は非常に巧みであり、女子医大から来られた先生には必ず習得してもらいたい技術であると思います。もちろん、こちらもそのつもりで指導しております。アクセス手術は実に奥が深くAVFだけではなく人工血管留置やアクセストラブルを含めてデザインの仕方がセンスを問われる技術であります。またバスキュラーアクセスだけに限らずPD手術、PTxも積極的にすすめており、腎移植も年間数件行っており腎不全外科全般に取り組んでおります。また学会発表や論文化に関しても積極的に取り組むようにしてもらっています。

これまで川島病院が発展してきたのも女子医大から研修に来て頂いた先生方の力が大きかったことはいうまでもありません。手術に飢えている?若い先生方には是非、川島病院で研修して頂き、腎不全全般について学んで頂き、それは必ずや将来の腎移植や泌尿器科医としての大きな財産となるに違いありません。東京という都会から徳島という場所は少し寂しいと感じるかもしれませんが、酒や新鮮な魚などの飯もうまく、そちらの面倒もみさせて頂きますのでご心配はいりません。若い時の1〜2年を徳島で腎不全医療に明け暮れるのも悪くないと思います。現在は江戸っ子の室宮先生に研修に来ていただいておりますが、彼の陽気な性格もあり職員からの信頼も厚く、腎不全管理及び腎不全手術も熱心に修得しており、必ずや東京に持ち帰って頂くよう充実した研修が送れるようバックアップしております。

2014年度目標

引き続き研修されている先生の十分な教育

横田成司

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