東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2013年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2014年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2014年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2014年度の目標 >> 東京女子医科大学東医療センター 骨盤底機能再建診療部

東京女子医科大学東医療センター 骨盤底機能再建診療部 活動報告・2014年度の目標

骨盤底機能再建診療部は2011年1月より発足し、2013年は3年目を迎えました。専任はまだ私ひとりなので、泌尿器科診療部長中澤速和臨床教授のご理解のもと、水谷一夫助教、力石浩介助教、橋本雪司後期研修医に兼任してお手伝いいただきました。

2013年の年間手術件数は127件で、腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱、間質性膀胱炎のほか、難治性の頻尿や尿路感染症、尿道カルンクラ疑いから膀胱腫瘍や尿道腫瘍が発見され、このうち3例が膀胱全摘出術となりました。2014年は手術件数150件をめざします。

出版著書には、「女性下部尿路診療ガイドライン」、「ベッドサイドの泌尿器科学改訂第4版」(南江堂)、「ガイドライン外来診療」(日経BP)、「日本女性骨盤底医学会誌」「日本医師会雑誌」「排尿障害プラクティス」「産科と婦人科」などがあります。

2013年度も国内学会での学術発表、シンポジストなど多数行いました(略)。10月の第78回日泌東部総会のシンポジウム5「間質性膀胱炎」では自分が座長をするにあたり、本院の小内友紀子助教に“手術療法”のシンポジストをお願いしました。

国際学会でも学術発表、講演、座長を行いました。3月に3rd ICICJ (京都)にて“間質性膀胱炎の薬物治療+膀胱水圧拡張術”の講演、6月に14th APSSM (金沢)にて “PISQ-IR言語の日本語版作成と言語学的妥当性の検討”のポスター発表とSymposium 4: Women's sexual dysfunctionの座長、9月に 8th PPCS (Busan) にてSymposium I: Female voiding dysfunction として“骨盤臓器脱の病態”を講演しました。2014年2月には1st CURE-UAB (Washington DC)にて“Assessment of the usefulness and optimal method of administration of distigmine bromide for the treatment of voiding dysfunction due to underactive detrusor”でポスター発表をし、Working Group3: “Advancing education and conservative therapies of underactive bladder”にも加わりました。

マスメディア関係では、NHKのきょうの健康、あさイチ、読売テレビの情報ライブミヤネ屋、ラジオ日経、読売新聞朝刊「からだの質問箱」、婦人公論などで患者啓発に貢献しました。

前期研修医の選択科目として当診療部の希望者は、2013年度は1名でしたが、2014年度は3名が選択する予定です。前期研修医からみても興味のある診療部になるよう、邁進したいと思っています。

巴ひかる

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