東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2011年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2012年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2012年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2012年度の目標 >> 川島病院

川島病院 活動報告・2012年度の目標

川島病院での活動報告として、私がこの一年間川島病院での研修で経験したことを報告致します。

川島病院は主に腎臓科、糖尿病科、泌尿器科、及び循環器科を掲げております。腎臓科部門では900人以上の透析患者を抱えた大規模な透析医療を行っておりますが、透析医療以外でもモットーとして「タンパク尿から腎移植まで」を掲げた幅広い腎不全医療を行っております。また、循環器科では緊急の心臓カテーテル手術にも24時間対応され、正に地域医療の重要拠点の役割を担っております。

2011年度の総手術件数は1011件で、そのうち腎不全関連手術は719件(PTA307件、腎移植5件を含む)、泌尿器科手術は223件、その他が69件(下肢切断術など)でした。

特にアクセス関連手術や腹膜透析用カテーテル挿入術といった手術を中心に多くの経験を積むことができました。また徳島で初の脳死患者からの腎移植も、移植腎摘出の段階から経験させて頂き、非常に貴重な経験をさせて頂けたと思います。泌尿器科分野ではTULやTUR-Bt、TUR-Pといった内視鏡手術を中心に経験することができました。

また入院患者のみでなく、当直帯の救急患者に対しても、透析患者の多岐にわたる合併症の治療を任されます。初期研修終了後、自分の知識や技術がいかに外科寄りに偏ってしまっていたかを激しく実感し、改めて内科的に全身を診ることの重要さ、難しさを痛感しました。こちらで内科治療に深くふれる機会を得られたことが非常にありがたかったと思います。

また川島病院は病院全体として医師のみでなく、コメディカルスタッフも実に前向きに臨床研究を行っています。私自身も臨床研究に参加させて頂き、データ解析、統計処理に関して、ほんのわずかですが勉強することができたと思います。
この1年の経験を無駄にしないよう精進していきたいと思います。

最後になりますが、院長先生をはじめとする川島病院スタッフの皆さんの優しさに支えられて1年間過ごすことができました。心から御礼申し上げます。

今井 健二

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