東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2011年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2012年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2012年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2012年度の目標 >> 東京女子医科大学附属青山病院

東京女子医科大学附属青山病院 活動報告・2012年度の目標

東日本大震災から早くも1年が経過いたしました。震災後の東京の重苦しい空気を今でも忘れる事が出来ません。東北地方の復興はなかなか進んでいないと聞いております。本年11月には仙台で第26回日本泌尿器内視鏡学会総会が開催されますが、1人でも多くの先生方の参加が復興の手助けになると思っています。

【活動報告】

2007年4月に附属青山病院に泌尿器科を新設し、節目の丸5年が経過いたしました。2011年7月からは念願の泌尿器科医増員で3名体制となり、それに伴って手術件数は1〜6月の60 件に対して7〜12月は180件と3倍になりました。現在は週に8~11例の手術を行っておりますが、今後は更に増やしていければと考えています。腎尿管結石のTULに関しては引き続き清水朋一、小内友紀子両先生にお手伝いいただいております。また、留学帰りの橋本恭伸先生が来ていただけた事で、腹腔鏡下手術を始める事が出来たのも大きな進歩となりました。本院から忙しい仕事の中を縫って飯塚淳平先生も助手に来ていただいており感謝しています。本年6月までには10例の腹腔鏡下前立腺全摘が終了する予定ですので、後半は今年度の保険点数改正で点数が高くなった恩恵が得られそうです。間質性膀胱炎の潰瘍焼灼に対してはTULに使用しているホルミウムレーザーを使用して治療成績を蓄積しています。また橋本(恭)先生を中心にTURBTにTURBOを導入して症例を増やしているところです。昨年度入局した研修医の先生方(橋本雪司、藤森大志、松本祐一、兩坂誠、伊藤和代、齋藤直先生)も1〜2ヶ月毎の短いサイクルではありますが、手術の研修も含めてローテーションで来てくれた事はいい刺激になりました。橋本(恭)先生の教育が行き届いて、皆さんが楽しく充実した研修が出来たと信じています。

2012年3月には腎癌研究会国際化委員会の仕事として訪韓し、韓国の先生方と交流させていただく機会を得る事が出来ました。Yonsei大学を訪れてDr. Rhaの美しい手術を生で見せていただいてとても勉強になりました。今回の訪韓記は腎癌研究会の会報に載せさせていただきますので是非ご覧ください。

【活動予定】

今年度は1年間通して八木澤先生が青山病院で研修を行うので、成長していただけるのを楽しみにしています。
今年度の「宜しくお願いいたします」3連発です。

  1. 2012年度は手術症例の更なる増加を目指しておりますので、引き続き本院からの症例紹介を宜しくお願いいたします。
  2. 現在継続して行っている臨床研究は、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)と夜間頻尿に関する共同研究」、「難治性過活動膀胱および間質性膀胱炎に対するA型ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法」、「早期前立腺がんに対するPSA監視療法:国際共同比較研究(PRIAS-J)」です。対象の患者さんがいましたら、是非ご紹介いただけますよう宜しくお願いいたします。
  3. 最後に、今年度も多くの先生方のご協力を得ながら仕事をしていきたいと思っておりますので、青山病院泌尿器科を宜しくお願いいたします。
前田 佳子

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