東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2011年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2012年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2012年度の目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2012年度の目標 >> 外来部門

外来部門 2011年度活動報告

2011年7月〜2012年3月まで飯塚が外来医長を努めさせて頂きました。

外来診療部門全体として患者数は増加の一途をたどっており、病院全体としても地域連携の流れが出来つつありますが、依然として地域連携パスは運用が十分でなく現在積極的に導入を進めています。当科において、術後の安定した移植患者さんを余丁町クリニック中心に診療する流れは効率的に運用できており大学での診療患者数を制御する上で一つのモデルとなっています。しかしながら当科各診療ブースでの対応患者数も増加しつつ有り、また診療患者数の診療部門による偏りが生じており、少しでも診療の効率化を図る為に新年度から予約外・緊急対応専門の外来枠を設ける方針となりました。長年期待されていながらなかなか導入出来なかったシステムであり、導入当初はいろいろな問題点や歪みがみられると思いますが諸先生方のご協力を頂ければと思います。これにより従来診療予約を絞らざるを得なかった予約外来枠で十分な患者対応が可能となることを期待します。

外来班は昨年度に引き続き、池澤先生を班長として高木先生にサポート頂き後期研修医2名とともに活躍して頂きました。現在、外来班は単なる処置当番にとどまらず、透視検査・処置、前立腺生検、ESWL、救急車対応や往診などの外来診療サポート、膀胱鏡やカテーテル交換といった外来処置、各種カンファレンスのサマリー作成補助など多岐に渡る業務を遂行しております。いまや外来部門に不可欠な存在であり、彼らのサポートにより外来医のスムーズな診療が可能となっています。また、一方で病棟業務のみではなかなか経験する機会の少ない一般的な泌尿器科処置を習得する場になっています。昨年の外来での膀胱鏡・透視処置施行件数は887件でした。また、前立腺生検は279件に対し施行し148例に前立腺癌を認め陽性率は53%でした。

現在、院内では田邉教授を中心として医療連携推進委員会による他部署(院内外問わず)への対応改善策が強力に進められており、より一層効率的な外来部門の運用が望まれています。今後も引き続きご協力をお願い申し上げます。

飯塚 淳平

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外来部門 2012年度の目標

4月より外来医長業務を仰せつかまつりました横田成司でございます。これまでの諸先輩方の業務(活動)を後退させぬよう、さらに前進できるよう今年度の活動目標を掲げさせていただきます。
(1) 外来業務、処置の安全な遂行
私、外来班長も兼務することとなり、外来処置といえども透視検査、ESWL、前立腺生検など、侵襲を伴うものも多いことから、外来担当医、班員、コメディカルと情報を共有し、連携を密にしながら信頼関係を築き何よりもまず安全な業務が行えるよう努力していきたいと考えております。とにかく医療事故のないように安全な医療を行うことが第一目標です。
(2) 外来業務の効率化
外来の業務が拡大するとともに効率化を図るために今年度より予約外診察の枠が設けられ、そこで主に、他科依頼、緊急入院、救急車対応などをしていくこととなると思います。それにより各外来担当医の先生方のサポートが出来ればと考えております。そしてまた外来班の先生方によって、緊急ステント処置の対応や他科からの依頼などのスムーズに対応していこうと考えております。ただこれらは予期出来ない場面も多々あるかと思われますので、外来医の先生方の御理解、御協力なしでは成り立たないと考えております。何卒宜しくお願いいたします。
(3) 前期研修医の指導や教育
約3ヶ月毎のローテーションで前期研修医の先生方が外来班として活躍していただきます。積極的にどんどん手技に携わっていただき、まずは泌尿器科医としての膀胱鏡はもとより、外来処置、手技を会得していただき、3ヶ月という短い期間ではありますが次のステップへの橋掛けとして、充実したものにしたいと考えております。
(4) 手術予定の調整
研修医、指導医それぞれに症例の偏りが出ないように心掛けたいと思います。
最後に帰局したばかりで、不慣れな点が多々ありますが微力ながら精一杯やるつもりでございますので何卒宜しくお願いいたします。
横田 成司

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