東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2007年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2008年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2008年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2008年度の目標 >> 済生会栗橋病院

済生会栗橋病院 活動報告

2007年度は人事異動も多く、とりわけ4月から益山医師の加入により4人体制になり、手術、外来ともに余裕ができたため外来患者の待ち時間短縮、手術による残業が減少し、病院自体としては有益だったと思われるが、当院本田医師らによる勤務医労働条件改善の試みは医師の雑用を減らす役には立っているが、泳ぐのを止めると死んでしまう鮫のような泌尿器科医師にとってはモチベーションの低下を招いているだけのような気がしている。4年間当院で勤務し、今年から本院勤務予定の医師などは大学でやっていけるものかきわめて心配である。労働条件改善の一つとして、当院では保険の書類の記載は医療事務の業務に組み入れられ、医師は確認印を押すだけになった。また4月以降、パスの患者のオーダーは医療秘書の仕事となる方針で、医師は医療業務以外のことはやらなくなるらしい。今後は紹介患者の返信も医療秘書の仕事とする方針らしく、このような環境下では4人体制の必要性も少なく、2008年度から人員削減となるのも止むを得ないと思われる。尚当院は2007年度からコンピューターオーダリングを導入している。

患者数は相変わらず多いものの、栗橋周辺の高齢化から手術は減少傾向であり、なかでも治療の選択肢の増えた前立腺癌は塩見が赴任してから毎年減少しており、昨年は12例に留まった。前立腺癌の診断数はまだかなり多いため、後任の努力に期待する。

栗橋周辺はまだまだ田んぼが多く、泌尿器科の患者の大半は農業従事者であるが、栗橋駅周辺の土地は再開発により宅地化がすすみ、以前にくらべ格段にカエルの生息数を減らしてるようだ。駅前で食事を取るのは困難だが、かなり綺麗な一戸建ての住宅が建てられており、少しずつ近代化しているようにも見られる。
塩見 興

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済生会栗橋病院 2008年度の目標

(1) 地域医療への貢献
(2) 合併症を最小限にする
(3) 大学との密な連携
  北嶋将之

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