東京女子医大八千代医療センター通称TYMCは平成18年12月5日 千葉県八千代市に開設されました。当初開設科は33科で150床での開院となりましたが、平成20年には350床まで増床しフルオープンとなります。医療局は総合医局で皆がひとつの部屋に集まっており、看護局、事務局も同じフロアにあるため、いやが上にも一体感が高まります。
泌尿器科は鬼塚と天野のふたり体制で、現在外来は1診で、午前診察、午後検査、ESWLとしております。手術日は火曜日でTUR、腹腔鏡を中心とした手術を行っており、毎週手術で埋まっております。病棟はベッドコントロールナースと言う役割の看護師が入院を決め、入院コーディネートナースが入院の説明を行っております。病棟、外来で点滴が必要な患者に針刺しをしてくれるIVナースという資格者をつくったのは女子医大の附属病院としては画期的なことです。
泌尿器機器は、体外衝撃波はシーメンス、結石破砕装置としてはHo-YAGレーザー、オリンパス製硬性・軟性各膀胱鏡、尿管鏡、硬性腎盂鏡、ストルツ製TUR、オリンパス製TURis、透視下ウロダイナミック検査機器を購入しほぼすべての検査、治療をカバーできるようしております。手術室の器材は基本的にすべて天井からつり下げられているため、特に内視鏡手術のモニターの位置は自由に変えられるためとても快適に手術が出来ます。TURisが導入されていることもあり、今年は話題のTUEB(Transurethral Enucleation with Bipolar)も導入していこうと考えております。
血液浄化療法室長を鬼塚が兼務している関係で、透析室の運営も腎臓内科と協力して行っており、バスキュラーアクセス手術も近医よりよく紹介されております。ベッドは20床で八千代市民の維持透析を中心に引き受けております。また、平成20年4月からはいよいよ二部性に移行する予定です。
電子カルテは富士通で使いやすい印象があり、疾患別のパスも豊富にセット化しましたので術前術後の指示はあっという間に出せ重宝しております。今年に入ってから医局秘書が大幅に増員され、2〜3診療科に1人ずつ配属されました。保険会社提出用の診断書などは書いてもらえるようになりましたので、事務仕事が大幅に軽減されております。
ようやく開院して1年を迎えましたが、大きな問題なく徐々に患者数を増やしております。街はまだまだ発展している印象で、少しずつではありますがご案内出来る店も増えてきております。お近くにおいでの際(なんと病院から車で20分のところにゴルフ場がふたつもあります)は是非お立ち寄りください。 |