東京女子医科大学泌尿器科　腎泌尿器癌研究会

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■ 2007年度年報

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青山病院　活動報告

2007年4月より、泌尿器科新設を目的に青山病院に赴任いたしました。早いもので、1年が経過してしまいました。診療科として泌尿器科を開設する以前は、成人医学センターの鬼塚先生、小林裕先生が週1回診察に来て下さっていました。もともと患者数は少なかったので、急に忙しくなりすぎることもなく、淡々と仕事をしていた感じがしています。ただ1人であるが故、以前より何事も慎重になっています。 青山病院は青山通りに面したビルの数フロアーを使って運営されています。外来は3階にあり、1000名を超える検診会員の診察を中心に、2006年秋からは一般外来患者（基本的には紹介患者）の診察も行っています。4〜5階の2フロアーに計84床の入院施設を持っています。手術室は地下1階にあり、1部屋に2つの手術台があります。外科系の診療科としてリウマチ整形外科、一般外科に今回泌尿器科が加わりました。 検診会員の患者層が高齢男性に偏っているため、現時点では男性の排尿障害治療と前立腺癌検診が多くなっています。2007年5月から12月に22例の前立腺生検を行い、15例の癌が発見されました。1例は本年1月に青山病院初の前立腺全摘術を行いましたが、多くの患者さんは高齢であることもあって、ホルモン療法または放射線療法を選択されています。 成人医学センターの入院施設と手術室の役割を果たすべく、小林裕先生と連携を取りながらの検査や治療も行っています。

前田佳子

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青山病院　2008年度の目標

（1）	安全な医療：当り前ではありますが、1人で診療を行っているので、とにかく安全かつ確実な治療を心がけるのは変わりません。必要に応じてお手伝いをお願いすることがありますので、ご協力よろしくお願いいたします。
（2）	男性外来の開設：患者層からいって男性外来の需要が高そうなので、男性更年期やED外来を行う予定です。
（3）	女性外来の充実：女性の患者は少ないのですが、気軽に相談が出来るような外来作りを目指します。
（4）	手術件数の増加：患者数と手術件数の増加を目指します。2007年の手術は6月〜12月で12件とかなり少なかったので、少しずつ症例を増やしたいと考えています。
	前田佳子

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