東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2007年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2008年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2008年度の目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2008年度の目標 >> スタッフ 2008年度の目標

主任 田邉 一成
昨年の目標については、
1. 卒後教育の充実:ほぼ達成
2. 前立腺癌ラパロオペの確立:達成済み
3. 腎移植の論文化:80%達成
4. 病棟業務の改善:達成できず
5. ラパロ術者養成:ほぼ達成
今年の目標:
1. 病棟業務の改善:オペ日の当日入院、平均在院日数の10%短縮
2. ラパロ技術認定医の養成(3名)
3. 卒後教育の改善:テュートリアルシステムの導入など
4. 病棟の改造:患者の人権・プライバシーの守れる病棟への改造
5. 腎移植研究の進展:トレランスプロトコールの確立
6. 医局と同門会も含んだ泌尿器科グループの立ち上げ
7. 共同の臨床研究の遂行・完結(ユリーフ、イムシスト、ベシケア)
ビジョン:
  より良い医療の達成とより良い卒後研修

医局長 橋本恭伸
本年4月より、近藤恒徳先生の後を引き継いで医局長をさせていただきます。よろしくお願いいたします。田邉主任教授の体制となり3年目になります。入局者、フェロー希望者、および前期研修2年目で泌尿器科研修を希望する方が増加し、前期研修2年目では約1割の8人が希望するなど、当科の研修に対する評価がでてきています。われわれはより研修制度を洗練していくことが科せられた課題だと思います。
医局長の目標といっても、田邉教授の方針にのっとり実務を担当するのが基本となりますし、教育重視の姿勢に共感しています。一方、教室員、関連施設に対しては、各々の現状および希望に沿った発展を補助させていただくことになります。
このような実務中心の医局長の業務ですが、医局運営をするうえでの設計思想をあげるとすると、教授の姿勢とも共通しますが、“泌尿器医を育てる”ことだと考えています。結果として社会からの評価にもつながると思います。
そこで、医局長の目標ですが、
1. 臨床症例を豊富に経験でき、質の高い医療を提供できるようにすること。
2. 研修医には自覚をもっていただき、症例把握、症例呈示、検査法、治療法に習熟していっていただく。
3. 指導医には、漫然として医療をするのではなく、常に知識、手技をアップデートしていただき、研修医の教育を主軸に、臨床、カンファレンスをしていただく。そのうえで当科での診療成績を報告していただく。
4. 医療に要求される管理がきびしくなり医師の業務がより煩雑なっているので、常に業務“カイゼン”を意識し、医療の質の向上のために費やす有意義な時間を増やしていく。
以上4項目を目標にしました。
今年一年、よろしくお願いいたします。

病棟医長 清水朋一
2008年の第2週より多分1年間病棟医長として働くことになります。
4月より病棟医も一新され、新たなメンバーで望むこととなります。
目標としては、なにもかにも職務を全うするにつきます。
まず、できるだけ患者さんへの適切な処置の施行と、円滑な病棟の運営を心掛けたいと思います。患者さんの不満になるべく対処すること、また患者さんに不利な状況を引き起こさないようにしたいと思います。さらに、病棟の看護師さんなどのコメディカルと密に連係をとり、病棟運営をすすめていきたいと思います。ただしこれらには、病棟医の先生の協力が不可欠ですので、病棟医の先生ならびに、外来の先生にも御協力何卒よろしくお願いいたします。
第2に、医療事故を起こさないように心掛けたいと思います。4月5月はメンバーも一新するため一番医療事故が起こりやすい傾向にあります。以前にくらべると、医療事故は大分少なくはなっていますが、ヒューマンエラーの理論からも完全な予防は不可能ですが、発生しても最小限のダメージにとどめるように努力したいと思います。病棟医の先生には細かいことでもいいから、なにかあれば報告していただくようお願いいたします。またわからないことがあれば何でも聞いて下さい。知らないことは知らないとして聞いてもらったほうが、知らないまま適当にするよりは安全ですので・・・
第3に、病棟業務の煩雑さなどにより疲弊することにより生ずる、メンバーの離脱の防止にも心掛けたいと思います。4月から働き始める先生においては環境も一新するため、慣れるまでには時間がかかると思います。そのうちに労働意欲も低下し辞めるという事態になりかねません。その対策というわけではありませんが、なるべく病棟医と連絡をとりあい、不平不満にも相談にのりたいと思います。
最後に、私自身がいやになって途中で辞めないようにがんばりたいと思います。
目標というよりはお願いみたいになってしまいましたが皆様、今年度は何卒よろしくお願いいたします。

教育係 石田 英樹
1. プログラムにのっとった新入局した後期研修医(今井、佐藤、戸田)教育の開始
後期研修医3年目の澤田先生及び吉田先生の手術症例数の見直し、
教育施設の見直しおよび秋よりの専門医試験への準備の開始
2. 関連病院における手術症例数の見直しおよび医局員派遣に関する再考慮
3. 大学におけるスタッフとしての育成、人材教育(客観的な業績評価を行う)
4. 教育レベルの均一化(遅れがちな関連病院に学問的なレベルをキャッチアップしてもらう)
Urology Forumへの強制参加など
5. 指導医(関連病院指導医)より後期研修医への評価、
および、後期研修医より指導医(関連病院部長)への逆評価の徹底
6. 大学の各専門医はこういった後期研修医のいかなる質問にも答えられるような
指導能力および技量を持てるように準備する必要がある

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