東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2024年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標 >> 千葉西総合病院

千葉西総合病院の活動報告

2021年12月より赴任し、早いもので3年が経過しました。2022年4月より常勤医師4名(指導医3名、後期研修医1名)の体制で診療を開始しております。2024年10月からは本院との交換プログラムを活用し、雲野先生は本院へ異動、交代として遠藤先生が当院へ赴任して頑張ってもらっています。

手術日は月~木、計5列/週の枠を相変わらずフル活用しております。月・木にロボット支援下手術や腹腔鏡手術、開腹手術などを実施し、2024年はRARP 73→55件、RAPN 21→13件と減少を認めました。RARPの低下の一因として、松戸市のPSA検診開始が2年前と遅く、検診受診率があまり浸透していないことが挙げられます。一方で、外科主体の骨盤内臓全摘除術への応援件数は年間4-5件とやや多く、また経尿道的手術のTUR-BT 119→112件、TUL 139→161件と数をこなしております。特にTULは漸増傾向であり、千葉県内で5本の指に入る件数らしいです。

新しい取り組みとして、2024年3月からCVPを導入し、3-4件/月のペースで施行しております。最近ではプラビックス内服下でも安全に終えることができており、心カテや心臓血管外科のhigh volume centerである当院にはbetterな手法であり、少しずつ件数を増やしていこうと思っています。また、2024年8月からはMRI fusion biopsyを開始し、10月からは放射線治療棟が完成したため、自前でIMRTの導入もできるようになりました。

2025年は現体制が継続されるとのことで、遠藤先生には本格的にロボット手術や開腹手術などをどんどんこなしてもらい、自身の糧になるよう修練に努めてもらい、またバックアップができるよう科全体で支援したいと思ってます。


2024年の目標

  • RARPの件数 80症例以上 → 未達
  • MRI fusion biopsyやCVPを軌道に乗せ、データを蓄積していくこと → 達成&継続
  • メンズヘルス外来の開設 → 達成

2025年の目標

  • RARPの件数 80症例以上
  • 当院での修練が実りあるものにできるよう、支援体制をしっかり作る

最後に、いつも当院の外来をはじめ診療のお手伝いに来て下さっている先生方には大変感謝しております。今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

羽田圭佑


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