東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2024年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標 >> 済生会川口総合病院

済生会川口総合病院活動報告

2024年は済生会川口に着任して9年目でした。3月まで坂本鉄志先生、永久知佳先生、近藤花栄先生と4人で活動、4月から坂本先生の交代で石原弘喜先生、にきていただきました。また10月いっぱいで永久先生が産休に入られました。永久先生には産休直前まで勤務いただき、かつRALPの完遂までされるなど大変活躍していただきました。そして11月から齋藤彬先生が追加できていただきました。永久先生は12月に無事出産され、順調にいけば4月以降産休明けで本年度は勤務いただく予定です。

2024年は永久先生、近藤先生お二人とも2年目となり外来、病棟業務をスムースにこなし、種々の疾患および手術、周術期管理をしていただきました。石原先生は当院には2度目の派遣でしたので、スタッフともすぐに馴染み、ロボット手術を中心に手術、および病棟のとりまとめ役として活躍していただきました。

川口は60万市民に対し本院と医療センターの2施設しか大きな手術ができる泌尿器科がないため、手術件数は待ち時間が2ヶ月になっています。ロボットは2019年8月にダビンチXを導入後し、泌尿器科で年間130件、外科で30件ですが、外科でも大腸に適応を広げることになり、泌尿器科も2025年度は5人体制になりそうなので、そろそろ2台目の検討になっています。

また前立腺癌に対するHIFUを用いたFocal Therapyが2025年3月から始まるので、月2件を目標に初年度はリクルートをしたいです。あわせて2025年度にはアラグリオTUR-BTの導入が決まっており、診療の質を上げ、よい研修制度を維持したいです。

また労働環境の整備にも力をいれていきたいです。幸い逆紹介先が橋本雪司先生のバウムクリニックが川口駅に、角山邦子先生のさいじんみらいクリニックが南浦和駅にでき、外来の整理がしやすくなりました。フタッフのリクルートにも力をいれ、研究日も確保された研修の質と収入が共に確保された施設をめざしたいと思います。本年も宜しくお願い致します。


2024年目標

  1. ロボット手術の縦2件の縦列の開始、および2割増加⇒縦2列はRALPの縦2件を施行。入れ替え15分などスタッフも協力していただいた。ロボット手術総数は136件から132件と横ばい。一部達成。
  2. 論文作成:当院の強みであるBiojet生検、ダブルステンティングの内容でできれば2報⇒大学の皆様の共著はお陰様で多数いれていただきましたが、当院のオリジナルは、polyparmacyとEVの成績について作成中。未達。
  3. 川口市民PSA健診の普及⇒2024年度は2年目となり順調に経過。川口市の泌尿器科クリニックも増加し普及している。達成。
  4. Biojet/Hifuを利用した前立腺癌局所治療の安全な導入⇒先進医療前の5例を施行。厚労省に申請中であり2024年3月に開始予定。一部達成。

 以上、達成1件、一部達成2件、未達1件でした。


2025年目標

  1. 前立腺癌に対するHIFUを用いたFocal Therapy(先進医療B)の普及目標年間15件。
  2. 泌尿器科医のリクルートをおこない、6人体制、研究日週1日確保をし、地域から要請される手術件数と、労働環境の整備をおこないたい。
  3. アラグリオTUR-BTの導入、普及 年間30件
  4. ロボット手術の縦2件を年間12回。およびロボット手術総数の2割増加
  5. 済生会泌尿器科医会の共同研究(結石性腎盂腎炎)の研究責任者となっており、その集計、および報告。
  6. 論文作成:当院のオリジナル論文、2報。

橋本恭伸


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