東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2024年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標 >> 大久保病院

大久保病院活動報告書

2024年度の大久保病院は、赤字で始まり赤字で終わった1年でした。もともとコロナ前から新宿区を中心とする医療圏は大学病院や中規模総合病院が多く、入院患者、手術件数を増やすことに苦戦していましたが、コロナ禍で減少した入院患者数や手術件数はコロナ後も改善せず苦しい状態が続いています。そのため運用病床数の見直しが行われ、現在は193床まで削減し(以前は267床)稼働率はようやく70%台という状況です。

泌尿器科としては、当院にもついにダビンチを購入しようという流れになり、2025年度での購入申請を行いましたが、都立病院全体で約180億円の赤字という状況で、あっさり却下されました。そこで、2025年度はウロリフトを導入して前立腺肥大症の手術症例を少しでも増やしたいと考えています(アクアビームやレジュームは購入してもらえませんので)。

移植外科としては、2024年度の生体腎移植の件数は9件で目標としていた10件以上には届きませんでした。今後、腎移植の件数を少しでも増やせるように近隣の医療機関を訪問して情報発信に努めています。

当院は都立病院の中でも腎疾患に力を入れており、腎臓内科医は常時17〜20名体制で、2009年に腎移植を開始した当初から一緒に腎移植の診療を行なってきました。移植患者さんが入院すると腎臓内科の担当医と一緒に担当します。術前、術後の管理、退院後の外来診療を一緒に行うので、外科医である泌尿器科医が単独で行うよりも、きめ細かい管理ができていると思います。また、腎臓内科のなかでも腎移植に参加できる病院は少なく、若い腎臓内科医が集まる魅力の一つにもなっているようです。

最近、夕方になると毎日、歌舞伎町タワーの前で公認の路上ライブが行われ、日替わりでいろんな人が歌っています(YouTubeにもたくさん動画があります)。毎日、歌声を聴きながら、『今日の人は上手いなあ。』、『今日はイマイチかな。』と思いながら帰っております。疲れている時には歌声に癒されます。

歌舞伎町という特異な場所にある病院ですが、腎移植を中心に頑張っておりますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

白川浩希


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