腫瘍班活動報告

2024年度は対面形式の学術集会の開催も増えてきており、コロナウイルスが蔓延する前のような落ち着きを取り戻しはじめた1年となりました。
それでは腫瘍班の活動報告をいたします。

手術関連

腎腫瘍関連
ロボット支援腎部分切除術　265例（2023年：264例、2022年：286例、2021年：271例、2020年：288例）

腎癌手術総数　333例（2023年：338例、2022年：351例2021年：325例、2020年：325例、2020年：341例

尿路上皮関連
腎尿管全摘（全てロボット支援）　23例（2023年：27例、2022年：12例、2021年11例、2020年24例）

TUR-BT　115例（2023年：127例、2022年：110例、2021年110例、2020年111例）

膀胱全摘（全てロボット支援）　10例（2023年10例、2022年10例、2021年12例、2020年11例）

論文関連
本年は21本の論文がacceptされている（吉田調べ）。

東京女子医大を取り巻く様々な社会的な事例などもございましたが、それでも泌尿器腫瘍に対する手術件数は例年通りの症例を維持することができました。ご協力いただいております同門・関連病院の皆様には深く御礼申し上げます。

手術（ロボット手術を含め）を遂行できる若手の人材が育ってきていることから、多くの手術の負担を分担しながら遂行する環境が整ってきております。最近では東京女子医大の泌尿器科では手術を中心に様々な経験が積めるとの噂が流れているようであり、以前のように東京女子医大の魅力が広がることで入局者の増加につながってきていることと思われます。

また、最近は学会が対面形式で行われ始めており、積極的に発表する機会が多くなってきております。同時に発表した演題を積極的に論文にする若手も増えてきており、とても優秀な人材が入局してくれていることを実感しております。

引き続き泌尿器科だけでなく東京女子医大の発展のために尽力していく所存です。今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

本年度の論文に関しての詳細は業績ページをご参考ください。

吉田一彦