東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2017年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2018年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2018年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2018年度の目標 >> 常磐病院

常磐病院活動報告2017

2017年度は、堀内先生に加え蓑田先生が派遣され後期研修医2名体制で診療を行いました。常磐病院では、常盤会長の好意で後期研修医の先生にはAUAに参加していただいており、2017年もボストンのAUAに2名とも参加しました。国際学会を早期に経験していただき、今後の臨床や研究に役立つように願っています。

臨床面では、ますますロボット手術の比重が高まり、2017年は前立腺全摘98例、腎部分切除17例行いました。たまたまですが、腎癌の腹腔鏡下腎摘は1例もありませんでした。2018年4月よりロボット膀胱全摘も保険適応となりましたので、ますますこの傾向は強まると思われます。常磐病院では婦人科でロボット子宮全摘をすでに行っており、外科もロボット手術の準備中で2018年中には開始する予定です。いずれ常磐病院では1台のロボットでは足りなくなる時期が来るかもしれません

研究面では、2017年にRIIM(Research Institute of Innovative Medicine)という名前の遺伝子研究を中心に行う研究室が常磐病院内に新設されました。加藤茂明先生を所長に迎え、1名の研究員の体制で運営されています。泌尿器科では、現在前立腺癌の生検検体を用いた遺伝子研究に着手しております。今後、常磐病院泌尿器科では研究面でも実績を残せたらと考えています。

2018年は、常磐病院でもprecision medicineを確立できるように、何かしらの足がかりを作る年にしたいと考えています。泌尿器科分野における遺伝子診断や遺伝子治療を見据えて、多くの先生方のご指導の下、基礎研究を進めていきたいと考えています。


2018年目標

  1. ロボット膀胱全摘の開始
  2. 泌尿器遺伝子研究の推進
  3. 研修医教育の充実

新村浩明


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