東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2017年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2018年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2018年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2018年度の目標 >> 済生会川口総合病院

済生会川口総合病院活動報告

済生会川口では、私も含め4人が全員交代してから2年が経ちます。この間、雪司先生と池田先生が2年、蓑田亮先生と長坂先生が途中交代で1年づつ手伝っていただきました。交代後、膀胱全摘、前立腺全摘を初めとして手術が増えたので病棟も困惑し、「また膀胱全摘なんだってよ」などというなげやりな言葉も一時期聞こえましたが、今では回腸導管ストマの看護研究もはじまり「次の全摘はいつですか」と若い看護師さんが聞いてきてくれるようになりました。2年で変わるものだなあと実感しています。膀胱全摘は3D腹腔鏡下で施行するようになり、出血量も激減し術後回復も早く病棟、患者さんにも好評です。また術者も池田先生までしてもらいました。

Biojet MRI/TRUS癒合画像下real time経会陰式前立腺針生検ですが、平成28年秋に導入し、昨年は81例施行しました。近隣施設からの紹介も増え、関連施設の栗橋のみならず、大宮や他県からもご紹介をいただきはじめています。昨年に放射線治療機器もIMRTが施行可能な機器になり、前立腺全摘、放射線治療ともに件数を増やす原動力になっています。また、Biojetを牽引している東海大八王子の小路先生がBiojet/Hifuを利用した前立腺癌局所治療をはじめられているので、今年度はHifuを借りて少数でも始められればと思います。

その他、結石治療にも力を入れており、今年度はリソクラストに超音波破砕装置の付いたLithoclast®Master-J の購入が決定していますので、PNLの時に力を発揮しそうです。

全国の住みたい町ランキングで9位大宮、10位浦和とはじめて埼玉県勢で2都市ランクインしました。東京への近さ、利便性の割に物価が安いことなどが認識されはじめたのだと思います。そのうち、川口=鋳物、西川口=風俗などのイメージも若い人達から払拭され、川口も住みたい町にランクインする時がこないかなと期待しています。

この年度末で、2年間中核として活躍してくれた雪司先生、池田敬至先生が大学に戻られます。この2年は川口の新たな基礎を作れればいいと考えていましたが、病棟スタッフの教育なども含め大活躍していただきました。ありがとうございました。来年度は大学の腫瘍班で全国区の仕事になるので忙しくなるかと思いますが、頑張って頂ければと思います。

来年度は小谷先生、吉野先生のお二人が来て頂きます。やや忙しい病院ですがお二人とも手術がお好きなようなのでいろいろ経験していただき、かつ女性のパワーで助けていただき、済生会川口をさらにいい研修施設に育てていければと思っております。今後とも宜しくお願い致します。


済生会川口総合病院 目標

  1. 手術件数の維持
  2. 一人年間1報の論文作成
  3. 川口市民健診へのPSAの導入
  4. Biojet/Hifuを利用した前立腺癌局所治療の試験的導入
  5. 2年計画でのDa Vinci導入

橋本雪司


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