東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2017年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2018年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2018年度の目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2018年度の目標 >> 女性排尿障害センター

2017年1月から12月までの手術統計は尿道脱根治術2件、水圧拡張術4件でした。

昨年度は女性排尿障害センターとしての手術件数は少なくなりました。外来班の一員としての日常業務を主体とし、新たなことに手を広げるというより、これまで諸先生方が行ってきたことを継続することに重きを置いた一年でした。

また、自分の役割として、腫瘍部門や移植部門の先生方が外来で抱えていらっしゃる排尿障害の患者さんを積極的に引き受けることを意識して外来診療を行ってまいりました。限られた時間の中でなかなか予約枠は増やすことが困難ではありますが、火曜日に担当している予約外での外来で診療させていただいておりますので、外来でお困りの症例等ございましたらぜひご紹介いただければ幸いに存じます。

毎週水曜日に行っているビデオウロダイナミクス検査は症例数を増やし行うことができました。目標としていたデータベース化については、日々の検査を終え、読影することだけで終わってしまい、目標到達することはできませんでした。来年度への課題としたいと思います。本年度新たに行うことができたこととしては、以前小内先生の代に決まった消化器外科での臨床研究がスタートしました。直腸癌に対するロボット補助下低位前方切除術の術前、術後にウロダイナミクス検査や尿流測定を行い排尿障害について検討するものです。今後結果が報告できるよう引き続き症例を重ねてまいりたいと思います。

手術については、小内先生にご協力をいただき、2018年3月に腹圧性尿失禁に対するTVT手術を行う予定です。まだ決定している症例数は1例のみですが、地道に外来診療を継続し今後症例数を増やしていこうと考えております。また、来年度は外来班の先生方の協力を得ながら定期的に手術に参加できる日を設定することができましたので、スキルアップのため執刀はもちろんのこと、助手としても積極的に手術に参加し自己研鑽に励みたいと思います。

この一年間医局スタッフの先生方、病棟医の皆様、医局秘書の方々には大変なお力添えをいただきまして、心から感謝いたします。来年度も誠心誠意、尽力させていただきますので、どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。

濱崎和代


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