東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 | 設立趣意書 | 会則 |
■ 2016年度年報 |
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済生会栗橋病院2016年度活動報告・2017年度の目標 |
2016年度の済生会栗橋病院は小林、北嶋、小谷のメンバーで1年の活動をおこないました。 近年の医療機関を取り巻く環境は特に厳しく、当院もここ数年赤字経営でしたが、昨年経営再建のためのプロジェクトが職員一丸で行われ、現在、改革の真っただ中を邁進しております。また、当院も開院28年となり病院自体も老朽化しており、今後の病院の在り方などについての議論が始まっております。 臨床の部門では、昨年1年の外来体制は前年と変化なく、手術日の木曜日を除き2診体制で行いました。1日の外来患者数は約40~50人/日/1診で、紹介型診療ですが増加傾向にあります。 手術件数に関しては、1月の手術件数は平均20~25例前後で、昨年の手術検査件数は計682例でした。 指導医2名、後期研修医1名のスタッフ配置から研修医の小谷先生には年間100症例以上の手術を経験していただいております。今年は2年目のため、さらに大きな手術の術者として勉強して頂きたいと思っております。 手術症例内容は、毎年最も多いTUR-BTが2ndTURを積極的に行うようになり、107例と2年連続で100症例を超えました。 また、相変わらず、尿路結石症例も多く、f-TUL+r-TULで52例でした(ここ数年は50~70例、ESWL77例)。最近はサンゴ状結石に対してESIRUS(TAP)も行っております。前立腺生検も194例と過去最高件数になりました。 昨年、当地で久喜市の中核病院である、近隣の厚生連(JA)久喜総合病院が経営難のため、九州の病院グループに売却されましたが、経営方針の問題から千葉大学からの泌尿器科常勤医が退職され、この地域で当院が泌尿器科診療の中心となっております。益々、当院の症例の増加、重要性が増すと考えられます。 そんな中、大学のご厚意にて、長年の念願であった4人体制にして頂けることになり、さらに気を引き締め臨床、教育、(研究)に取り組んでまいりたいと思っております。 残念ながら3月をもって長い間当院に勤務して頂いていた北嶋先生が当院を去ることになりました。今までのご尽力ご協力に感謝しつつ新天地でのご活躍をお祈りいたします。 最後に、当院の手術、外来診療のお手伝いに来て頂いている大学の諸先生方に、いつもながら大変感謝申し上げますとともに、今後ともご協力、ご尽力をお貸し頂ければと存じます。 2017年度の目標
小林 裕 |
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