東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2016年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2017年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2017年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2017年度の目標 >> 至誠会第二病院

至誠会第二病院泌尿器科 2016年度活動報告

【活動報告】

至誠会第二病院は世田谷区上祖師谷の閑静な住宅街にあり、病床数270程のいわゆる「地域の中核となる総合病院」です。東京女子医科大学のOG(至誠会)が設立した病院で大学の関連病院であり、多くの科が女子医大の医局の先生方に大変お世話になっております。泌尿器科はそれまでは診療が無く、2005年5月から外来診療(のみ)がスタート、2006年の6月から奥田が常勤となり、入院・手術などの診療も行っております。2016年は11年目の診療となります。約4年1人体制でしたが2010年4月から2人体制、2013年4月からは3人体制となっております。現在は奥田、瀬戸口、坂本の常勤3人です。(2017.4月から坂本先生から小針先生へ)

現在外来(定期的に手術日である水曜日に渡辺栄子先生に来て頂いております)患者は1日平均60~70人ほど、入院は1日平均10~15人程度でこれまでと大きな変化はありません。TUR-P, TUR-BT, (f-)TUL、(ラパロ)腎摘・腎部分切除、(ラパロ)前立腺全摘除術などをはじめとする手術患者、泌尿器癌に対する化学療法、Best supported careをしている進行癌の患者、UTI患者、そして高齢化社会に伴い当科かかりつけの患者様の肺炎入院やリハビリ入院など、、、と典型的な一般病院の患者背景です。大学からもBSCの患者様、術後リハビリ目的、術前後のケモ患者などいつもご紹介いただき感謝申し上げます。この数年瀬戸口が女性泌尿器専門外来を行っており、TVT手術や骨盤内臓器脱に対するTVM(AP)も積極的に行っております。当院は腎不全患者に対する透析治療は行っておりませんが、透析用内シャント手術やそれに伴いシャントPTAも外来で対応可能患者に限り、行っております。糖尿内科からの依頼や近隣の透析施設が女子医大の出身の先生のため、シャント作成・再建を依頼して頂けるようになっており、少ないながら症例をこなしております。

2008年の4月から専門医教育認定施設の認定を、認定関連施設でしたが症例を重ね、2013年4月からは基幹教育施設に認定されております。先に述べましたように一般病院での臨床実地経験を積みたいとの希望のある先生や後期研修の先生で臨床経験を重ねたい先生が勤務していただく体制が整備されております。

2016年は前立腺生検、DJカテ留置などを除く手術室での手術が110例ほどに減りました。来年度は更に症例を重ねて学会活動も盛んにしていきたいと考えております。

またバイト先の病院として大学の若い先生に当直や土曜日勤のバイトに来て頂き大変助かっております。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。有難うございました。大学の先生方のご協力なくして当院泌尿器科は成り立ちませんので今後ともご指導、ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願いいたします。


【2017年度 目標】

  1. 前年より実績をアップすることが目標。具体的には手術症例は140~150/年に増加、外来は70~75人/日、入院は12~18人/日に増加させたい。
    引き続きラパロ手術に力を入れていきたい。
  2. 学会参加・発表を積極的に行う。
  3. 症例実績を伸ばして人員派遣を継続して頂く。

泌尿器科部長 奥田比佐志


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