八千代医療センターは昨年、開院10周年を迎えました。また、屋上にヘリポートを備えた新病棟もオープンし、病床数は501床となりました。八千代医療センター泌尿器科は、瀬戸口先生、土岐先生を中心に、産休から戻られた斎藤先生、西村先生そして乾の5名で診療にあたっております。昨年は腎移植は中止症例が相次ぎ、目標としていた症例数に到達しませんでした。しかし、紹介頂く施設は確実に増えており、他院からの術後泌尿器科的合併症のコンサルテーションもあり、地域での知名度は上がってきたと思われます。春から献腎移植もできるようになる予定です。10月より前立腺全摘は全例ロボットに移行しております(腎癌は準備中)。膀胱全摘は腹腔鏡下で行ってますが、ダビンチが保険適用になる日が待ち遠しいです(RARPとのギャップがすごい)。研究では、3つの医師主導型多施設共同研究(腎移植1、前立腺癌2)に参加しており、それぞれ症例エントリーして進行中であります。今年度さらに1件参加準備中です。プライベートでは、学会でお馴染みの移植医バンドに加えて、八千代の先生たちともバンドを始め、院内イベントや地域でのライブなどに参加して、地域の方々との交流も深めております。
八千代医療センター 今年度の目標
- 腎移植症例の安定的増加
- 千葉県内での献腎移植の普及啓発
- ダビンチ腎癌手術開始
- 一人一報、論文を書く
乾 政志
|